ブラキストン線をジープで超えて西比利亜へ

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『乙女*ムジカ』終了‥これは敗北を意味するのか?否!始まりなのだ!

 
 大切なもの いつかは朽ちる
  大事にしても いつもこわれる


                    (大槻ケンヂ作詞『月とテブクロ』より)








‥すみぺのラジオ『乙女*ムジカ』が終わりました‥(放心)。



 

※うp主さんにはいつもお世話になっております

(勝手にあげてすみません‥)






 ‥これからの人生、
 僕は一体何を生きがいにすればいいのでしょう?




 ‥まあ、実は最近、聴いてなかったんですけどね(笑)。
だから多分、罰が当たったのでしょう。


しかし‥
こんな面白くてためになるラジオを
なぜ終わらせる?!


 ‥と、最初は怒りを感じましたが、
意味もなくお金出してラジオ番組作る会社もないでしょう。

DJCDとか発売してなかったから、
「人気が無いから終わった」
という訳ではなさそうです。それだけが救い。
おそらく予算が決まっていて、最初から二年間だったのでしょう。



初代タイガーマスクが活躍した期間はわずか二年ほど。
ブルース=リーも5本くらいしか映画に出てません。

良いものが長く続くというわけではないのです。
ダグラムは75話続きましたけどね(笑))


それにしても、『乙女*ムジカ』は素晴らしいラジオでした。
大好きなすみぺのラジオだから、ではありません。
「ムジカ(音楽)」とタイトルにある通り、
真面目に音楽がテーマなのです。


単なるアニメ声優のラジオではないのです。
そこがスゴイ。

第二回目にしてオーケンがゲストというのも凄いですが、
人間椅子谷山浩子さん、JOJO広重さん平沢進師匠とゲストも豪華。
そりゃすみぺもゲロ吐きまくりですよ。(※半分事実‥聞けばわかりますw)


んでもって真面目に、ゲストの方の音楽ジャンルの話をするわけです。
(谷山さんとはドラクエの話で盛り上がってましたけどね(笑))
まあ「真面目」と言っても、面白おかしい講義の形ですが。
もう一度言います。
このラジオ、比重がアイドル声優を売ることじゃなかったんです。


このラジオのおかげで僕も、多少は音楽の視界が広くなりました。
すみぺに負けじとザ・スターリンのCD買いました。でも怖くて聴いてない‥w


ちなみにすみぺのファンクラブの名前は

「コルホーズの玉ねぎ畑」

‥元ネタはザ・スターリンの曲名だそうで‥。




20代の、売れているアニメ声優さん(※あえての蔑称)が、

売り上げ
に直接繋がるであろうファンクラブの名称

『ザ・スターリン!!

ガ‥ガチだ!
ロックだ!

カッコいい!!♪愛してる!必要だ!首ったけー!!



可愛いとか、ロシアとか、
ミリタリーとか、
アナスタシアの中の人だからとかじゃないんです。

自分の好きなものは好きだとハッキリ言いきるその姿勢。
初めてのラジオ第一回で延々ボトムズ(っていうかAT)の話をしちゃう姿勢。


ラジオとは、公共の場ではありますが、
パーソナリティーの本音を知ることのできる機会でもあると思います。
だから僕はラジオが好きなんです。
マリンカリンPやハリアーP作品の番組が面白いのは、
登場するアイドル達が「本音」で喋っているからです。


僕はここ数年TVを観てません。
建前やきれいごと、世間体、企業や番組制作の都合ばかりで、
出演しているタレントに「本音」を感じないからです。
ハリアーPのノベマス作品のような番組があったらどれほど面白いことか。
(強いて言えば『タモリ倶楽部』かな(笑))。



今も続いているかどうかは知りませんが、
TBSの伊集院光のラジオ『深夜の馬鹿力』をずっと聞いてました。
でも伊集院さん、当時は日曜も『日曜の秘密基地』という、
割と一般のご家庭向けなラジオをやってました。
それも面白い番組だったのですが、伊集院さん、番組辞めてしまいました。
深夜の馬鹿力』を聴いていればわかります。
『日曜の秘密基地』では本音を言えないんです。
延々と何の中身もない話を、時報を跨いでも続けて、
番組のタイトルをようやく言ったのが終了30分前の時もありました(笑)。
でもそれが伊集院さんの「本音」であり、そこが面白いんです。

「中身のない話をするな」


世間の常識です。
でも伊集院さんのトークはそこが面白い。無駄話なのに面白い。
そして伊集院さんのラジオでのしゃべりはまさに普段の我々と同じ。
我々と同じで、平気で芸能人も呼び捨て。あるいは「アイツ」よばわり。
世界ふしぎ発見』で共演してるのに徹子さんをネタにするしね。
(当時は冷や冷やして『世界ふしぎ発見』を見てました(笑))。
だから日曜の番組では窮屈そうでした。


火曜の『爆笑問題カーボーイ』もそう。
番組の最中にマジ口論になったり、
「変わり者の太田」「普通の田中」
のキャラクターが正反対になる時間帯でした。
メジャーなTVレギュラー番組の裏話とかも普通に聞けて、
一回りして逆に当時はTVが楽しめましたね(笑)。



‥さて、ラジオでは伊集院さんと同期だった筋少オーケンです。

すみぺと同じように、オーケン大槻ケンヂさんは、
僕の知らない世界を面白おかしく教えてくれる人でした。

‥やはりラジオで、です。




筋少の曲にも『サーチライト』という名曲がありますが、
オーケンは昔からマイナーな世界を発掘する人でした。
ラジオや、オーケンのエッセイを読んだことのある人はわかるでしょう。


さて、オーケンのラジオと言えば、
オールナイトニッポン』を挙げる人も多いでしょう。
でも僕は聞いたことなくて(笑)、代わりに聴いていたのが



大槻ケンヂのセニョール・セニョリータ!』




‥知ってる(笑)?

なんか、オールナイトニッポンと掛け持ちがキツくて終わったらしいですが‥。


他にも‥
大槻ケンヂのタマゴの‥キミっ』
『デーモン・オーケンのラジオ巌流島』


なんてのをテープに録音し、文字通り擦り切れるまで聞いたものでした。


『タマキミ』はカルトなオーケンと、
純真無垢な林あさ美ちゃんとの掛け合いが面白かったなあ~。

(‥ちなみにこの、「カルトなオタクと美少女」の組み合わせが、
『アーニャと模型と東側兵器』の元ネタだったりします(笑))


『ラジ厳』なんて、タイトルの二人が揃うのが稀という散々な番組で、
ついには開き直ってそこらへんのグダグダさをネタにしてたっけ‥。

そして、若きミコヤンはこれらのオーケンのラジオと並行して

コサキンDEワァオ!』
林原めぐみの東京ブギーナイト』
小沢昭一の小沢昭一的こころ
(笑)

なんてのを録音していたものだからさあ大変!
毎月秋葉原で120分テープの10本セットをを二つ三つ買い、
テープを収納するラックの買い足しに苦労したものでした。
当時は1995年頃。
上京したてのミコヤンは右も左もわからぬ東京で、
これらのテープを聴きながら朝日新聞を配っていましたとさ‥


 ‥と老人の昔話はともかく、オーケンは昔っから、
カルトなネタのラジオで楽しませてくれたわけです。
そして第二のオーケンことすみぺもラジオをやっていたのに終わってしまった‥。

‥面白くてためになる、
カルトラジオの火を消していいものか?





  いや違う。 我々が思うほど
  この世界は 悲しくプログラムされちゃいない


            筋肉少女帯小さな恋のメロディ』より)




‥と、いう訳でミコヤン、手元にわずかに残していた録音テープから、

これから不定期にラジオ音源をうpしていきます!

第一弾は『大槻ケンヂのセニョール・セニョリータ!』‥です。


音質も悪く、放送日も順不同。
いきなりブツッと切れたり、画像無しで音源のみ。
当時のテープの状態そのままですが、
だからうpする手間もそんなにかからない‥ハズ。

再生数なんて、下手したらひとケタなんじゃないかと思いますが(笑)、
自分の手元に貴重?な記録を死蔵しておくのは忍びないと思うのです。
僕も普段は『乙女*ムジカ』やダグラムのBGMなど、
ニコニコでお世話になっていますしね。

少しでも誰かの、何かの役に立てば幸いです。
(でも当の出演者の方の意向はまったく無視という(笑))