ブラキストン線をジープで超えて西比利亜へ

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苫小牧に三つの無料BBQ施設あり!『ふるさと海岸』にてカモメと仁義なき抗争!!

 

最近、めっきりと寒くなりました。

 

秋を通り越してもう冬の気配すら感じます。

キンモクセイの匂いはまだ嗅いでいないのに‥。

 

 

そんな昨今、そろそろ野外でバーベキューも寒くなってきたのですが、

港周辺の無料バーベキュースポットに行ってきました。

 

 

 

おお、懐かしのさんふらわあ

 

あのフェリーに乗って苫小牧に降りた時は、

まさかここで生活することになるなんて想像もしなかったなあ‥。

 

 

 

などなど、久しぶりの港を見学していると、何やら建物の一角に行列が。

こんな漁師さんしか用がない場所になぜ?

 

釣り人が許可証でも申請しているのかなと思ったのですが…

 

 

行列の原因は『マルトマ食堂』でした。

 

噂には知っていましたが確かに凄い人気。

しかもこの日、平日だったんですよね(笑)。

 

一度行ってみようと思っていたのですがこの人数ではなあ‥。

 

hokkaido-labo.com

 

 

 

さて、それでは苫小牧港周辺の無料バーベキュースポットを見ていきましょう。

 

「…見ていきましょう」なんていかにも通ぶった言い方してますが、

実はこちらの方のブログで知っただけだったりします(笑)。

 

tomakomai-koduremama.com

 

さて、まずは港近くの公園に行ってみましょう。

ですが「公園」とはいえ寂しい場所にあり、あまり人が訪れた形跡はありません。

 

「苫小牧港を作った時、市民の憩いの場を

一緒に作ったけど今では忘れられている」

 

…という印象ですね。

一人でひっそり楽しむには良いかもしれませんが‥でも寂しすぎる(笑)。

 



というわけで、人気のない公園を散策していると見えてきたのが

港公園バーベキューコーナー港園亭です。

 

 

 

埋もれているのは勿体ないぐらいの立派なバーベキュースポットです。

すぐ近くにトイレがあるのもポイント高いです。

 

僕がバーベキューする時はなぜか近くにトイレがあって、

なんか野外でボッチ飯というかトイレ飯食わされているような気になるんですが(笑)

でも自分からトイレ近くの場所を選ぶことが多いんです。

やっぱり地味に便利ですからね。

まず間違いなく水場も近くにあるし。

 

「トイレ」「水場」の近くは一人キャンプ、バーベキューの鉄則。

逆にどんなに景色が良くても、この二つがないと苦労します。

 

 

 

苫小牧港って昔からある印象だけど、実は戦後になって作られて、

西側の開港が1963年。東側が1980年とかなり新しい港なんですよね。 

 

僕の勤務先の工場周辺も、港を浚渫した時の土砂で埋め立てしてて、

苫小牧北東部の一帯(勇払)は実は昔は沼地だったりします。

 

…ちなみに苫小牧がスキーよりホッケーが盛んなのは、近くに手ごろな山が無く、

代わりに沼地が多かったという地理的な理由だと聞きました。

 

苫小牧港は、1963年昭和38年)に開港した世界初の内陸掘込式港湾である西港区と、1980年(昭和55年)に開港した「苫小牧東部開発計画」による東港区からなる港であり、新千歳空港まで車で約30分、札幌市までトラック鉄道による移動の1時間圏内に位置しており[5]高速道路などの交通網によって北海道全域をカバーしている[5]

北海道内の港湾取扱貨物量の約50 %を占めているほか(平成25年)[6]、全国でも第4位の港湾取扱貨物量になっている(平成27年[7]。また、内航取扱貨物量において全国第1位の取扱量になっているなど[8]北日本で最大の国際貿易港になっている[9]

「苫小牧港大規模掘込港湾施設」として「土木学会選奨土木遺産」に選定されている[10]

ja.wikipedia.org

 

新しい港ということで、市民へのレジャー施設として作られたのでしょうけど、

今ではもっぱらトラックドライバーの公衆トイレと化しているのが悲しい(笑)。

 

今度ここでコーヒー沸かして本でも読もうかしら。

でも木陰がなくて日差しが強そうなんだよなあ‥。

 

 

 

さて、二つ目の場所が今日の本命、ふるさと海岸です。

 

「ふるさと海岸」とは何ぞや?

苫小牧は東西になが~い海岸線を持ちますが、実は砂浜が無いんです!

港を作るときに全て削り取られ、残った部分も護岸工事のためになくなりました。

 

それで、市民憩いの場と自然保護…復活?などの理由で作られた、

人工の砂浜海岸がここという訳です。

 

 

 

ここもまあ美しい自然公園という訳でもないんですが(笑)、

逆に気兼ねなく立ち寄れる、近所の公園といった趣。

 

しかもバーベキューはルールさえ守れば届け出無しでいつでもOKという、

時間や場所に縛られない一人バーベキューを標榜する僕としては有り難いスポット。

 

ちなみにさっきの港公園は、無料でも届け出が必要。

あと、あれだけ立派な施設で一人で黙々バーベキューしてたら怖いですよ(笑)!

 

と、いう訳で、一人で気楽にやるならこの『ふるさと海岸』が一番でしょう。

さっそく道具を降ろし、準備を始めます。

 

 

そしたらね、一羽のカモメがこっちをチラチラ見てくるんですよ(笑)。

 

野生ぶって、意味ありげに海の方なんか向いてるけど、絶対こっちを気にしてます。

だって僕の近くから全然動かないんだもの(笑)。

 

 

こっちもずーっと視界に居座るカモメの圧力に負けて、

イワシの頭なんかを放ってやるわけですよ。どうせ持ち帰っても生ゴミだし。

 

そしたらジリジリと距離を詰めてきてやんの(笑)。厚かましい!

野生動物の誇りはお前にはないのか?!

 

どうせエサが欲しいなら、もっと愛想よくしろって話ですよ。

『カモメの水兵さん』なんて清楚キャラぶりやがって‥。

カモメは雑食だから、カラスとやってること変わらないんだろ?

知ってんだからな!

 

 

 

こっちはもう大変ですよ。

肉の火加減を見ながら明日食べるシャケおにぎりを作る一方、

良い焼き加減の肉を食べて、「まだ?」って顔してるカモメに餌を投げる。

 

カモメがまた、嘴からヨダレのような液体をタラタラ流すんですよ(笑)。

それでいていきなり近くで

 

クォワー‥クォワクォワーー!!

 

なんて大声で鳴きだすんですよ。

「あ~腹減ったなー(チラチラ)」って感じ?

どんだけ意地汚いんだ!

 

それでいて、余ったカボチャを投げたら見向きもしないという偏食ぶり。

しかも彼女だか友達だかまで呼びやがって‥乞食か!

 

せっかくの砂浜なのに、厚かましいカモメのせいで

浮かんでいる船をゆっくり眺めることもできませんでした。

トイレに行くときも食べ物を隠していかないといけないし‥。

 

 

さて砂浜でのバーベキューも終え、

帰りに寄ったのが寮にも近い金太郎の池公園です。

 

 

この画像はちょっと前に展望台から撮ったものです。

左に見える36号線で苫小牧にやってくると、右下の大きな病院にぶつかります。

(それを知らずに直進すると、僕みたいに病院の駐車場に入って恥をかきます

 

そして画像の右側に曲がっていくと苫小牧中心部に入っていく訳ですが、

突き当りの病院の奥にあるのがこの展望台や緑ヶ丘公園。

そしてさらにその奥の『金太郎の池』というわけです。

 

ちなみになぜ「金太郎」なのか?知りません!

坂田の金時が大陸に渡ってジンギスカンになる前にトイレに立ち寄った‥

なんてエピソードもおそらくないでしょう。

それじゃ『銀魂』の坂田銀時になってしまいます(笑)。

 

 

さて、そんな金太郎の池公園ですが、なかなか風光明媚なところ。

その奥に割とオシャレなバーベキュースポットがあります。しかも無料!

 

画像には奇跡的に誰も映ってませんが、この日は複数の家族連れや、

ジョギングする人など結構人がいました。

 

なので、最初の港公園とは違い、

逆に一人でいると不審者っぽく見られるかも(笑)。辛いところです。

 

でもねえ、このレストハウスには重大な弱点がありまして。

これがそのチラシなんですが‥

 

 

予約制なのは別に良いんですが時間を見て下さい。

「2時間」ですよ?!

 

しかもわざわざ準備と後片付け込みでと書いてある!出来るかー!!

 

先日の月形でのハイスパートバーベキュー(?)で僕が学んだのは、

準備に一時間、食うのに一時間、片付けに一時間の最短で3時間!

もう少し詰められるけど、それじゃ立ち食いソバと変わらないでしょ!

そんなに回転率気にするほど盛況なの!?

 

一番問題なのが炭の問題。

アツアツの炭をガソリン車に積むには正直一時間でも辛いところ。

バーベキューの終わりごろに片づけを始め、食後にコーヒーを飲みながら、

炭を入れた容器が冷めるまで二時間ほど待つわけです。

本日の砂浜でもそのテンポ。いつもそんな感じです。

 

あ、火消し壺なら熱くないのかな?うーむ‥

 

 

という訳で、景色は良いんですが2時間はキツい。予約はめんどい。

若い家族連れのそばで一人黙々バーベキューもちょっと…。

さらに良く見たらこの建物のなかで一人で黙々とするのも‥

 

と考えたら、今回ご紹介した3カ所のうち、

僕のバーベキューライフにマッチしたスポットはやはり『ふるさと海岸』かも。

一人カモメを相手にしている方が気が楽かもしれません。

 

 

「呼んだ?」

 

 

うわ、また出たー!!

まあ距離があるので別人…別鳥でしょうけどね。

 

ここの公園は海から遠いのになぜかカモメがいます。

うちの寮のそばでもときおりカモメが鳴いてたりします。

まあ遠い言うても直線で2,3kmですからね。

やっぱりカラスみたいに、苫小牧では人間に密着した鳥なのでしょう。

ここの公園ではカモたちを仲良くやっている様です。

 


そんなわけで、無料バーベキュースポット巡礼の一日でした。

寒くなっても雪が降るまでは何とか外で楽しみたいものです。

(軽トラのお姉ちゃんにばっちり見られとる(笑))