ブラキストン線をジープで超えて西比利亜へ

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ズベズダ1/350『ロシア戦艦ボロディノ』製作記 ~その0手につかない‥パーツ購入編~

最近雨の日が続きますね~。
あんまり梅雨ってカンジはしませんが梅雨なのでしょうか?
プラモを塗装する人間にとってはイヤな季節です。

さて、戦艦ボロディノですが‥先日『アーニャと~』第三回で予告してからというもの、
我が家の建造ドックはこの状態で止まっております。




もうね、何から手を付けたらいいか
   わからない状態だったんですよ(笑)。



なんとなく箱からパーツを取り出し、眺めて戻す毎日です(笑)。
何も考えずに組むだけならばともかく、

「どういう手順で組み立てるのか?甲板は先に塗るのか?」
「どのタイミングで手すりは付けるのか?」
「どこまでグレードアップパーツは使うのか?」
「ボロディノとはどんな戦艦だったのか?」

などなど、情報、段取りに振り回されるばかりで‥。


ともかく、こんな感じでメモを書き書き、試行錯誤を続けております。




そして、思いついたことをつらつらとメモしているうち、
ミコヤンは二つのことを決めました。

その①「製作過程はブログにうpする」
 ミコヤンの試行錯誤っぷりも楽しんでもらおうという訳ですが、
自分の中で製作プランを整理しつつ、目的意識を強める効果を期待してのことです。

 また、『アーニャと~』本編とネタの内容が被る可能性もありますが、
ブログを見ていない人もいるでしょうし、10分程度の本編で製作過程を
全て語れるとも思えません。
 より詳細な製作過程を知りたい人向けという訳です。

そしてその②「ディテールアップパーツは必要最小限で」

 今回はエッチングパーツへの苦手意識を克服するいい機会なのですが、
パーツに振り回されて完成出来なければ意味がありません。

 また、ご存じの通りディティールアップパーツは高いのです!

 実はボロディノとワリャーグには専用のエッチングパーツが存在するのですが、
これがバカ高い!




この値段ならボロジノ三隻買える‥
‥っていうかなんで二隻セットなんだよ(笑)!!

まあ、ボロジノ買う人はワリャーグ買いそうだし(※実際欲しい)
そういう人間しか買わないよねw


‥とまあ、実は割り切ればめっちゃ欲しいアイテムなんですが、

「高い金出してパーツ買ったけどビビッて放置」


‥っていうのが最悪の結末なのです。

まず、キットがキットだけに、ディティールアップの箇所が多いこと多いこと。
ネットの画像で見たら、船室の外壁や船窓、船体など、
「要は見えるモールド全部じゃね?」
というレベルでエッチングパーツの嵐、嵐、嵐なのです。
確かに精密感は増すでしょうが、エッチングに振り回され、
完成させられなければ意味がありません。

それにズベズダという海外メーカーゆえ、
タミヤ製キットを組むのとは訳が違うでしょう。

登山をするとき、ルートもわからない、
頂上がどこにあるかもわからんでは
遭難は確実なんじゃ!!
‥という訳です(笑)。

‥という訳で、今回のボロディノはディティールアップは必要最低限とし、
完成を優先します!

いわば

エッチングパーツおよび張り線の実装検証・実験艦」

という訳です。


‥あ、ちなみにボロジノ級は『ボロディノ』『インペラートル・アレクサンドル3世』
『アリョール』『クニャージ・スヴォーロフ』『スラヴァ』と五隻建造されましたが、
僕が今回作るボロディノ級は、存在しなかった

架空の六番艦『アナスタシア』

として建造することにします(笑)。
‥ほら、ニコライ二世にも「アナスタシア」という娘がいたじゃないですか(笑)。

 
という訳で、今回使用するディティールアップパーツは、具体的には‥

・手すり
・張り線
・ボート類
・1/350の船員


 ‥まで、と決めました。
あとはアンカー用のチェーンとかですかね。
あと多分、ラッタルを追加すると思います。


これらのパーツはすべて、1/700のWL(ウォーターライン)を作った際に、
1/700というスケールゆえ省略されていて、悔しい思いをしたパーツばかりです。

手すり、張り線も勿論そうですが、本来それなりの情報量があるボート類や、
実際に乗り込んで生活していた人間の同スケールのフィギュアです。
戦車や戦闘機のそばにフィギュアを置くと現実味が出るような、
そんな表現を期待しています。

「人間の使うもののそばにはなるべく人間を置く」


というのがミコヤンの模型哲学だったりします。

だから戦車と人間と飛行機をつなぐ、
タミヤの1/48シリーズが好きだったりします(笑)。




 さて先日、ヨドバシアキバに行って、実際にこれらのパーツを買ってきました。



 張り線は‥買い忘れました(笑)。
が、最後に使用するのでまあいいでしょう。


このハセガワの艦載艇セット、ネットで見て欲しかったんですよ~。




1/700では省略されまくっていたパーツですが、
1/350ならばここまでカッコよくなるのです!
しかも安い!




まあ厳密には太平洋戦争時‥しかも日本艦の装備ですが(笑)、
まあ資料はよくわからないし、どうせロシアの装備のキットなんて
あってもバカ高いだろうからコレでじゅうぶんかと。
ま、ボートの形なんて、
洋の東西でそんなに変わらないっしょ!!



 しかし1/350の手すりですが、僕は気楽に考えすぎていました。




ウォーターラインの倍のサイズだし、作りやすいサイズなのだろうと‥。
‥まあ鉛筆と比較したこの画像を見てください。






‥もうね、
気の遠くなるような小ささなんですよ(泣)。


具体的な数字で言いますと、
船体に0.3mmの穴をあけ、0.1mmの銅線を通すという‥
シャープの芯よりも細いんですよ!!
ミクロの世界ですよ!!

ついつい安さと、弛んだ状態の表現に惹かれ、このタミヤ
『1/350ハンドレールセット』を買ったんですが‥。


あと、1/350船員も買いましたが‥。









コレを数十体も塗るのか‥(溜息)。

バーッと白で塗ってフレッシュと黒で‥と思ってましたが、
それでも結構な時間がかかりそう。まあ平日にコツコツやるしかないですかね‥。


‥とまあこんな感じで、バルチック艦隊の如く前途多難な船出ですが(笑)、
なんとか完成させるつもりですので気長にお待ちください。

予定では凸ダグを作りながら組んでいこうと思っているのですが‥。