ブラキストン線をジープで超えて西比利亜へ

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「興奮を氷結した大地に刻み、男達は決戦に挑んだ‥」~1/72ビッグフット レビュー(後編)

ここ一週間近く、ほとんど外出していないミコヤンです。
たまにドラッグストアかコンビニで食料買うぐらい。
それも、買いだめのように買い込むのでそれっきり出かけてません。
引きこもり生活‥それが苦にならないのが怖いです。

さて、ようやく完成しました。ビッグフットの続きです。
正直、ばらして塗るだけだと思っていたので結構時間がかかりました。
土、日は一日中作業してようやくですよ。


さて、前回の続きです。
一旦ばらして接着面などを整形していきます。



このシリーズ、初期のダグラムなどは接合面が思いっ切り前面に出てましたが、
このビッグフットは接合面はほとんど前に出てきません。
特に脚部は前、後での分割で、接合面は横に出ます。
「装甲」ってこと考えたら合理的ですよね。
‥ジャバラパーツ?ノ、ノーコメントだ!

最近思うんですが、アニメプラモって、現実にその兵器が作られたら
そのプラモと同じ作り方するだろうから、むしろ合わせ目消さない方がリアル?
と思うことがあります(笑)。

ちなみにLEDミラージュの前腕にはプラモのようにパーティングラインがあるそうで。
さすがはナガノ先生‥。


さて、ここで塗装前に、いくつかの箇所に手を入れていきます。
まずはパイロットに小改造。
前にT72にもやりましたが、パイロットの首を切断し、
金属線を入れて動かせるようにしました。





パイロットA(cv二又)曹長、見当たりません!」
パイロットB(cv郷里)「落ち着いて探せ!必ずこの近くにいるはずだ!」

‥みたいな。二人同時に同じ方向向いてもいいんですが。

なんでこんな改造したかというと、前に作ったラウンドフェイサー、
どんなポーズ取らしてもパイロットのポーズが変わらないので、
なんだか不自然なんですよ。

「コンバットアーマーのパイロットはMSのモノアイ」

というのが僕の信条です。
なので、今回手を加えてみたんです。

‥まあ実際、いちいちピンセットで首回すの面倒でポーズこのままなんですが(笑)。
それでも可動させられるってのはいいものです。




あと、背中のダクトのパーツを一個無くしたので、
ウェーブのシャッターパーツで作り直しました。
プラ板切るのめんどくせ~」と思っていたのですが、
サイズがピッタリで助かりました。

こんなパーツ、プラ板で作れるだろ!なんて思うことが(じゃあ作れよw)あるのですが、
自作できるかどうかより時間を節約できるというメリットもあるんだなあと。

今更、この年になって色々思い知らされますね。
時間ってのはお金で買えるんだなと。
逆に手間を売ることで収入を得るんだなあと。

そういや俺も、先日の北海道旅行で飛行機に間に合わなくてタクシー呼んだなあと(笑)。






パーツの整形が終わったので、下地塗装していきます。
黒を塗ろうかと思ったのですがアニメモデルってことで暗いグレーにしようと思い、
メカサフへヴィと黒サフを混ぜました。

ちなみにこういう黒っぽいグレーが欲しくて『メカサフ』買ったのに、
あんまり暗くなくてガッカリ。
『ライト』はもうただのグレーサフ。
『ヘヴィ』でようやくマスターグレードのフレームぐらい。
自分で調合した方が早い!
ってか使用済み溶剤の下に沈殿してるやつでいいんじゃないかなとか最近思います。


 





ちなみにミコヤン(パジャマミコヤン)のエアブラシ環境はこうです。
いまだにウェーブ217を使い続けてます‥ところで217って何?!

メックなら機能停止しそうなほど高熱になり、
振動で自由気ままに動き出し、夜は使えないほど騒音が出ますがとりあえず現役です。

ブラシは同じくウェーブの1万円ぐらいのやつ。(名前不明)
こないだ壊れて新しいの買って来たら前と同じ奴でした(アダルトビデオか!)

奮発して買ったドレン&ダストキャッチャーは雨の日でも塗装が出来ます(しないけど)。
でも接続しているホースと相性が悪くてエア漏れが酷いです。
エア漏れを抑えるためにちょっと締めただけでエアが止まります。

そろそろ一式ちゃんとしたの買おうかしら‥。
サブでプチコンキュート持ってるんですが、
こいつは電源入れてるの忘れるほど静かだけどパワーが不安。
ガンプラ一体塗るだけで水辺に移動したくなるほど発熱します。

 


黒下地が終わったので塗装を始めます。
まず試しにキャノピーを塗装してみます。

‥よく考えたら一番デリケートな部品な気がしますが、
「顔」に相当するパーツですからね。早めに完成しておきたかった。
あと、指定のクリアーブラウンだと色が濃いので、
パイロットが透けて見えるほど薄い色にしたかったのです。



こんな感じになりました。イメージ通り。
まるで共和国ゾイドみたいでカッコイイ!
旧タカラのダグラムプラモもこんな色だったような。

でも実はダマになってたり、何故だか塗料が弾かれている箇所があるのです。
エアブラシにツールクリーナーが残っていたか、離型剤が残っていたのか‥





次にパイロットと武装類、それにCBアーマーのアクセサリー、
軍用トラックを塗っておきます。

トラックはなんとなくガイアのダグラムカラーで。
パイロットは「キャラクターフレッシュ」がパッとしなかったので、
デロイアのイメージで、思い切って中南米の人のような褐色で塗ってみました。
まあまあ良かったんじゃないでしょうか。
銃持った兵士は前に『アーニャ~』で取り上げたズベズダのロシア兵。





キャノピーと組み合わせてみました。
パイロットがこっち見てるのわかりますか?
こんな感じでしょうか。僕は満足です。

なんだかシミュレーターや組み立てのテストでもしてる感じ。
ホント、CBアーマーのとなりに緑に塗られた軍用トラックを置くと、
まるでダグラムのワンシーンのような安心感をおぼえます(私だけ?)。


さて、それでは基本塗装を終えたパーツを連結してみます。
(土曜日に出来た作業はここまででした‥)









執拗なまでのトラック押し(笑)。
でもカッコいいでしょ?僕は気に入ってます。

いやしかしこの光景、ワンフェスの有名ディーラーのブースを思い出します。
あの光景が1万円足らずで、ヨドバシで買うものだけで再現できるとは‥
(島田ゲリラに代弁してもらいましたね(笑))

旧タカラのシリーズにも『コンバットビーグルセット』なるものがありました。
『ミニフィギュアコレクション』にも車両のセットがありました。
そもそもダグラムの企画自体が、ガンプラ遊びの延長・
ジオラマ作りをも視野に入れたものでした。

ハーモニーっつーんですか~~っ
「調和」っつーんですかぁぁ~~っ

たとえるなら
アナスタシアと新田美波のユニット!
洲崎綾に対する西明日香
梶原一騎の原作に対する原田久仁信
          『プロレススーパースター列伝』!


‥例えの3つのうち二つがあやっぺってどうよ(笑)。西ちゃんプロレス好きだし‥

 

 


一日中『洲崎西』聴きながら二日間作業してたんだから洗脳されてもちかたないね!
日本中すべての女性声優がひとりしゃべりのネタに困ると永久脱毛の話を始めたり
(※二人だけです)
日本中すべてのアニオタではない父親が「ああシドニアだろ?」と答えるとか、
感覚が麻痺してくるのは仕方ない。

ともあれ、ガンダムの隣にエレカ置くのとはえらい違いということです。
大河原さんは「10mのロボットは描きづらい」とおっしゃってますが、
絵的にはそうでも、模型的にはいいんじゃないかと。

だってボトムズのキットで、1/35や1/24や1/20の人物や小物と絡めた作例って、
よっぽど思い入れのある人しかやらないでしょ?

‥ちなみに僕はやりたいんですよね。
今僕がワンフェスで出してみたいのが

『1/24 治安警察官 4体セット』
『1/72 デロイアゲリラ 6体セット』
『1/35 アナスタシア(冬季装備)


の3つなんですよ(笑)。

しかし3つともフィギュアですからねえ‥当分は無理かなあ‥
でもこの3つを出すまでは北海道には帰れませんね!




「なに撮ってんだゴラァ!!」



ちなみに基本色の塗装は「アイアンブルー」。ダグラムの基本色です。

指定は「グレーバイオレット」で、確かに原作には近いのですが、
今回、箱絵や完成見本に惹かれて購入を決めたので、ダークなブルーにしたかったのです。
昔のダグラムガムで薄いダークブルーだったのも理由のひとつですね。







↑ってこれ、ほんとうにグレーバイオレット単色かあ?!

この作例みたいにもっとダークにしたかったんですが‥。
まあでもいいブルーになったので良しとしましょう。
‥しかし今度は、ダグラムってこの色かあ?」という問題が(笑)。



どうにか塗装が終わったのが日曜の夜。
これからデカールを貼り、つや消しクリアーで保護します。
その上から簡単にウェザリングをするわけです。

ちなみにデカールには地球連邦軍のマークが付属(番号無し)。
粋なオマケかもしれません。
結局僕は肩シールドに使いましたが。





デカールは追加で汎用コーションマークを使いました。

今までありそうで無かった商品です。
色んなサイズがあるから様々なサイズのキットに使えてありがたい。
小さいから文字が読めなくて「それっぽい雰囲気」になっているのも素晴らしい。
まさにCBアーマーのためにあるような商品です。

 


つや消しクリアーが乾いたらウェザリング
ウェザリングカラー』のマルチブラックとラストオレンジで汚していきます。





 


届いたばかりの新型寒冷地仕様がこんなに汚れるかなと言う気もしますが、
厭戦気分の連邦軍なら整備も手を抜くかなと。
まあ単純に「綺麗に汚す」ってのが出来ないだけなんですが(笑)。

しかしこのウェザリングってやつが楽しくて、
「この中に水が入ったらこっからタレてくるよなあ‥」
など考えて適当に汚していってそんな感じになると手が止められないのです。

特に手足の白いところに錆びのオレンジが映える映える。
モールドもないのでまさに白いキャンバス状態。

おかげで汚しすぎて右モモの塗装が溶けてきちゃいました。
リアルに破壊してどーする‥


ともあれなんとか完成した(気が済んだ)のが日曜の深夜でした。

まあ、こんなものかな?
ちょっと小汚いですが、これで完成としましょう!
どうでしょうか?





























この、白いデカールが黄ばんでいるのがリアルな気がします。
普通にきれいな文字だと違和感ありますよね。
パイロットの改造も上手くいった気がします。





実は意外と可動が厳しいんですけどね。このキット。
足は開くと腰アーマーの継ぎ目が開くし、
銃を両手で保持させようとするのもこれが精いっぱい。

「高いくせにこれしか可動しないのかよ」って人はガンプラ買ってください。
このデザインでよく頑張ったよ、ウン!ありがとうMax渡辺氏!
余計なモールドも変なアレンジもないしね!




新旧ソルティック共闘の図。
攻め込まれて混戦状態なんでしょうか。
良い模型って、下手なジオラマ作るより脳内で勝手にシーンが再現されます。
‥声は郷里さんか二又さんか島田さんだけどね!

あ、足元の戦車は現代のアオシマの機動戦闘車。
正式には16式機動戦闘車でしたっけ。
インステッド戦車に似てる似てると思っていましたが、
ピンセットで挟んでいた違和感がどっかに飛んでいきました。

 





あおりで見たところ。

モモの塗装が酷いなあ~。
ダグラムみたいに、戦闘の最中に塗料ひっかぶって塗装が剥げたんでしょうか。

でもこの構図、足元に1/72の模型置きたくなるでしょ?
フィギュアセット、Maxさんで出してくんないかなあ~。


‥そんな訳で、マックスファクトリー製 1/72ビッグフットをレビューしてみました。
楽しんでもらえたでしょうか。
僕は楽しめました。高いキットなのできれいに作りたくはなりますが、
パーツが大きくて意外に作りやすく、塗装もしやすいので、
さっと塗って汚すだけでも楽しめると思います。

この駄作例を見て「かっこいい」と思えた人には、損をしない買い物だと思いますよ!




Not even justice,I want to get truth  真実は見えるか!?