ブラキストン線をジープで超えて西比利亜へ

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なぜ『凸ダグ』を作ろうと思ったか?~その2

‥ようやく「その2」ですよ(笑)。

しばらく赤い話題が続いたので、今度は少しダグラムの方に軌道修正したいと思います。
とはいえ、作ろうと思った動機などはあらかた語ってしまったので、凸ダグについてどう思っているか、
どうやって凸ダグを作っているか、などを語っていこうと思います。

まず最初に言いたいのは、この作品はアイマス紙芝居」だということです。
紙芝居‥良い響きです。動画ではなく静止画で無限大に話を綴っていく‥。
僕の敬愛するハリアーPの作品は「紙芝居」です。
そして『凸ダグ』は紙芝居でしか作れません。色々と粗いからです(笑)。
仮に僕に高性能なPCとそれを使いこなせる腕と知識があったとしても、フル動画で『凸ダグ』は作れません。おそらくMMDとかでも無理でしょう。
80年代に作られた原作の
画像を取り込んでアイマスろだのキャラ画像を張り付け、
時に改変作業を行って
元絵とのギャップを無くしていく‥。
この絶妙なバランスでなくては『凸ダグ』は成立しないのです。


難しいことを言っているようですが、
要は粗さで誤魔化しているということです(笑)。


ちなみに僕の『凸ダグ』製作過程はこうです。
もし紙芝居動画を作ろうと思う人がいるならば参考にしてみて下さい。
「参考にならない例」という参考にしてください(笑))

①シナリオを作る‥本編を視聴しながら「メモ帳」にト書き、セリフを書き写していく。
            その過程でネタを仕込んだり、構成を変えたり、
            原作でセリフを言った人物をアイマスキャラに変えたりする。

②画像を取り込む‥シナリオに必要な画像を『Power DVD』のキャプチャー機能で取り込んでいく。
            特に、アイマスのキャラ画像を置ける「背景」を探す。
            
③紙芝居製作‥人類の宝『紙芝居クリエーター』を用いて紙芝居を製作。
          (詳しい操作は省きますが、要するに「画像を配置していく」という作業です)

④画像改変、画像製作‥シーンや展開によって画像をいじり、必要ならば新規に製作。
               毎回ある作業が「原作キャラを塗り潰す」という作業で、
          正直、心苦しい‥。
               ゴーグルやスーツ、装備などのレイヤー(セル画のようなもの)も製作。
               (この作業が一番時間と根気を食うので、
           なるべくやりたくない(笑)

⑤音入れ、編集‥紙芝居を作りながら、フリーソフトを使って音源を抜き出す。
           必要な音源を用意し終わったら紙芝居に入れ、BGMなども加えて編集作業。

⑥うp ‥ めっちゃ時間と容量を食う。


というような流れを1週間でやりたいところを、実際はシナリオ(構成)に1週間、
実製作に10日ぐらいかかっている感じです。参考になりましたでしょうか?

ちなみに本編で、マコやノノワの声がたまに万丈さんや緒方さんになっているのは
音源の制約のためです。
つまり、抜き出したシーンにチコやナナシの音声がどうしてもかぶってしまう場合、
「むせちゃったんだからちかたないよね!」という訳です。
本作品では決してマコ(cv銀河万丈)、ノノワ(cv緒方賢一)ではありませんので念のため(笑)。

原作のおっさんキャラがよくしゃべるのだから、
アイマスガールズの声もなるべく入れていきたいのですが‥。


ちなみに僕が一番後悔していることが、初期の話の頃、ボイスを入れていなかったということです。
これは、ボイスを入れるのをいわゆる名シーンのみに限定し、演出効果を高めようと思ったから
なんですが、完全に裏目に出ました。
だってダグラムは名シーンばかりだから(笑)。

言ってしまえば、二又兵、島田兵のやりとりだけでも名シーンといえるわけです。
デスモント市長と財界人とのやりとりなんて、名優ばかりで笑っちゃいますよね(笑)。

それにボイスを入れていないと、原作を知らない人にはそれが原作通りなのか、ミコヤンが創作したシーンなのかがわからないのではと思うのです。
まあ単純に、延々とBGMにテキストを流しているだけというのが殺風景で単調でイヤ、というのが
一番大きな理由ですが(笑)。
ハリアーPがセリフに「ポポポ‥」音を入れているこだわりがよくわかります‥。


また、重要ではないシーンでも、ダグラムキャラにボイスを入れることで、
あたかもアイマスキャラと会話をしているかのような演出
が出来ることに気付いたのです。
特に『敵補給隊から奪え』のデスタンとアイドルたちが言い合うシーンですね。
あの回をやってからなるべく原作ボイスを入れるようになりました。
もっとも音声を生かした結果、作品が長くなってしまう傾向にありますが‥。



さて、そんなわけで今回は製作の舞台裏を語ってみました。

え?さっさと本編を作れ?
結構!ますます好きになりますよ‥。