ブラキストン線をジープで超えて西比利亜へ

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タミヤ1/35『T72M1』製作記②

妙に最近寒いと思ったら大寒波が近づいていたらしいですね。
不謹慎ながら、寒波と聞くと『ペールゼンファイルズ』のダウンバーストや、
ワップ少尉の「ナニが寒気団だ!」を思い出してしまいます。


そんなことは関係なくT72の続きです。
今回はジオラマ作る訳ではないのですが、
簡単な小道具として別売りのフィギュアを隣に置いてみたいと思います。





ICMの『ソビエト自動車化歩兵』です。






関係ないけど「自動車化歩兵」って言葉は不思議とソビエト軍に似合いますね~。
各国軍隊の歩兵も「自動車化歩兵」のはずなんですが。
でもこのキット、メモしてたりバケツ持ってたり、あんま自動車に関係ない(笑)。

ちなみにAmazonだと表記が「機械化歩兵」ですが、
「Motorized infantray」だから「自動車化歩兵」でいいハズ‥。









ランナーは一枚です。

なんかちょっとあっけない気もしますが、
数少ない現用ロシア軍のフィギュアですから文句は言えません。





‥ですがひとつだけ文句を言わせてください!
説明書にはA○○とか番号がありますが‥ランナーにはそれがないッッ!!


まあ4体しかいないし、よ~く見ればどのフィギュアのパーツかわかるのですが、
不安じゃあないですか!





まあとりあえず組んでみます。

このキット、ちょっと古いものらしくモールドはちょっとあっさりな気もしますが、
贅沢を言わなければ十分及第点と言えそうです。





ですが大きな問題のあるパーツがひとつ。
このキットの主役ともいえる兵士のこのカバン、ヒモがないのです。
仕方ないのでエポパテで自作するしかないじゃあないですか。

‥こういうカバンが実際あるのか?知りません(笑)。雰囲気重視で。


エポパテでスクラッチする人って、指にくっつくのをどうやってるんでしょう?
リップクリームを指に塗るのは聞いたことがありますが、
それでパテを捏ねたらパーツにくっつかなくなるのでは?疑問です。





‥ともあれ悪戦苦闘して、指にはくっつくのにパーツにはくっつかないエポパテ
なすりつけ、硬化させたやつを適当に細い彫刻刀で彫っていきます。
勿論ポロリと落ちましたが強引に瞬接で接着。作業を続けます。

しわの出来かた?よく知りません(笑)。雰囲気重視で(笑)。
まあそれっぽくなったので良しとしましょう。
下手にいじっておかしくなる前に作業をやめます。





色はダークイエローにしてみましたが、もうちょっと茶色い方が良いかも。
タミヤのフラットフレッシュを塗ると一気にそれらしくなる気がします。






服のしわに暗い色を塗ったり、スミ入れしたり、
ウェザリングマスターでドライブラシたりと適当にそれっぽくしていきます。
まあ、こんなもんでしょう。






カラシニコフの茶色はフラットアースかなんかの上にクリアーオレンジです。

木製部品のある銃火器には有効なのですが、なめこみたいにヌメヌメしてる(笑)。
あとでつや消しでも吹きますか。


あと頑張ってスリングをつけてみました。






実は前に買っておいたスリングセットがあったのですが‥







こ、こんな細かいパーツ加工できるかーーっ!!


治具とか言ってるけど‥マジミクロの世界です。
っつうか紙製の輪っかに紙のベルトを通すというね‥
(き、強度は大丈夫なのか?)

‥なので、紙のスリング部分だけ瞬接でつけることに‥

ってかソレ、メモ紙かなんか細く切ればそれで良かったじゃん!






‥という反省(?)から最近、薄い銅板を買ってみました。

モデラーの間では100円ショップ・ダイソーの銅板を使うのが有名らしいですが、
どうもミコヤンの近所のダイソーには無いみたいで‥
今後はこれを使ってベルト状のものを作っていこうと思います。
高かったけど、その分量も多いしね。






さて話を戻します。

紙製ベルトですがついでに、
ずっと保留していたズベズダのソビエト水兵のppsh41にもつけてみました。

よく見ればただのヒモですが、パッと見はそれらしく見えますね。
(こんなんばっかや‥)





ついでに『動物セット』のガチョウも塗装。

ミコヤンはこういう「鳥」がなんとなく好きなのです。
かっこいいし可愛いし‥





これだけでもうなんか面白いでしょ(笑)?



今回のT72もそうですが、
1/35は色々なフィギュアを組み合わせるだけでストーリーが出来たりする。
そこがお手軽で楽しいのです。

この水兵、他の水兵は戦闘中なのにこいつだけ箱を運んでるという、
協調性のない困ったちゃんだったんですが、
ガチョウと組みあわせることで使い道が出来てきました。
(単体でも良いんだけどね(笑))






さて、話を現用ロシアに戻しましょう。
もう一体も塗装してみました。

う~ん、やっぱりもっと茶色にしたかったなあ‥。
あと顔色が悪すぎ。あとでお化粧することにします。






個人的には髪がうまくいったと思います。
‥でもロシア人の髪の色ってどんなのが多いんでしょうね?







さて、こちらはT72付属の戦車兵。
造形も良いし、上半身だけじゃなく、全身像なのが良いですね。

ですが作業服の色がよくわからない‥。
黒を塗った後、軽くドライブラシてみたんですがイマイチな感じ。
やっぱりただの黒じゃあダメなのかな。







「ロシアの戦車は居住性が最悪なので、戦車兵は小柄な人が選ばれる」

‥って話は有名ですがこの戦車兵、ICM兵に比べてなんだか小柄です。

まあメーカーが違う訳だから仕方ないのかもしれないけど、
もしかしたらこの逸話は案外、事実なのかも‥?!






のんびり走ってる戦車を士官が呼び止める‥
まあこんな情景になるのかなと。
‥じゃあなんで戦車長は通信機押さえとんねんという気もしますが(笑)、
アレだ、操縦士に「止まれミーシャ!」とか言ってるんでしょ。

‥え?ミーシャはすぐ下にハッチ開けて顔出してる?騒音が酷いねん!


しかしこうして見ると戦車ってでかいですよねえ~。
しかもそれでいて車高(車体)は人間の背丈より低いという‥。
なんというか‥キチガイじみてますね(笑)。





T72もサフを吹いてみました。
スモークの配線、なかなかいい感じです。
情報量が増えて、良いディテールアップになったようです。
(隙間に流れて固まった瞬着は見なかったことにします)






ハッチの手すりも金属線で作り直しました。
キットだと省略されてますからね。

‥対空機関銃にはコードがあるはずなんですが、資料が無いので省略。
でもやっぱ適当でいいからつけてみようかなあ‥。






ペリスコープ部はキットのままだと吹き抜けになっていて、
操縦士の姿が見えるぐらいなので裏からプラ板を貼って塞ぎました。
このあとどうしよう‥透明プラ板などでそれっぽくしてみたいのですが。






そんな訳で今回はここまで。
次回は塗装した姿をお見せできると思います。
(本当はこのブログ書いている日に塗装する予定でした(笑))