ブラキストン線をジープで超えて西比利亜へ

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ズベズダ1/350『ロシア戦艦ボロディノ』製作記 ~その7タミヤの1/350ハンドレールセット(発動編)~

ミコヤンの世を忍ぶ仮の姿は、飲料を扱う倉庫のフォーク見習いです。
そんなわけで、会社から賞味期限切れ間近の飲料を安く買えたりします。

‥っつうか処分の手伝いですねw




これらの飲料は、どれもひと箱1000円未満。
レモンティーに至っては賞味期限が去年の12月で切れてるので、
タダでもらえ‥いや、押し付けられました(笑)。

ロッカーにまだ二箱あるんですよね‥。
美味しいのが救いですが、糖分が気になります‥。


‥さて、僕が何を言いたいのかというと、
暑い夏を見越して飲料を用意してたのに

手すりを植えてたらいつの間にか、
夏が終わってたんですよ!!


まるで北海道の夏です‥情けないぞ今年の夏!!
まあ昼は冷房の効いた部屋、夜は構内で作業の毎日ですから、
単に炎天下に縁のない生活なだけだったんですけどね(笑)。


いや本当、今年の夏はひたすら手すりでした‥金鳥の夏‥手すりの夏』ですよ!
実はあまりに進まないので士気が低下し、
逃避してさらに作業が遅れるという悪循環に陥っていたりしました(笑)。


ところでタイトルに接触編』『発動編』とありますが、
別に手すりを植えていたら手すりが発光し始めて



        


こうなったりはしません
アフロにもなりません。


まあ前回は手すりに初めて接したということで『接触編』だったんですが、
今回何が『発動』するのか?
まあ実は『発動』ではなく、わかったことが幾つか出てきたということなんですが、
それは最後に説明したいと思います。


それでは前回の続きからいきます。
前回は艦橋周りに手すりを植えていったんですが、
今回は船体に手すりを植えていきます。

‥その前に、ヘッドルーペ買いました。






‥まあ交換でレンズ外すたびにバキッとなる、
将来が不安な音
がする安物ではありますが、無いよりはマシ。
1000円ならまあ買いでしょう。
‥この出会いもイデ‥ならぬ『手すりの導き』か?


しかし、いくらヘッドルーペがあっても、穴あけが大変なのは変わりません。
特に船体周りは穴の位置が厳しいのです。












わかりますかね?
甲板のフチの厚みがバラバラ、しかも薄い個所が多いのです。

なので、ドリルが貫通したりズレたりして船体に傷がつくことが多いこと!
雑誌の作例ならアウトですね(笑)。




しかも瞬着で固定するので、マスキングテープにも気を使います。
あとで剥がせなくなったら嫌ですからね~。
チマチマと剥がしては設置し、終わったら再び戻します。



そう、支柱をしっかりと固定するため、はみ出ることを気にせず、
瞬着は多めに使っていたのです。
ちょっとつけただけだと、あとで抜けることが多かったので‥。


そんなこんなで手すりを植えていきました。
マスキングがなくて穴開けるスペースがあれば楽なんですが。




ネットで見ると、等間隔になるように定規で測ったりするようですが、
やってられないので目分量でいきます(笑)。

まあたくさんあれば精密に見えるんじゃあないかと‥。




また、やり方として、植えてから銅線を通すか、
先にまとめて通してから設置していくやり方があるようですが、
先に通したらいろいろ大変‥。
このように、先に通すとねじれてしまうのです。

しかもこれを植えていくのも大変‥。
ちなみにこのやり方をやろうとしたのは砲塔の上面でしたが、
あまりにやりづらいので諦め、先に植えることにしました。





砲塔と言えば、嫌な予感がして、ためしに副砲を取り付けてみましたが‥










やはりとは思いましたが ‥副砲に干渉します。
でもまあ今更副砲の位置を変えるわけにもいかず、このままとします。
さいわい、取り付けることは可能でした。


ちなみに箱絵では副砲の上面にも手すりがあるのですが、
小さい手すりが無いのと、面倒なのと(笑)、
手すりのない資料があったので割愛しました。





顔となる艦首部分も、複雑なルートでしたがなんとか終了。
これぐらいのゆるいカーブなら、銅線の状態が良ければ苦にはならないのです。




というわけで、手すりはなんとか終了です。

‥簡単に言ってますが、もう少しで終わりというところで気力が萎え、
2週間ぐらい放置してました(笑)。
本来ならこのブログも、先月うpしていたはずだったのです。
やばかったです‥。


さて、マスキングをして塗装の準備をしておきます。
次でようやく塗装した状態になりそうです。






さて、それでは『発動編』です。
手すりの総括といきましょう。



今回初めて手すりこと『ハンドレールセット』に接して、
わかったことがいくつかありました。

まず‥その①「銅線は折ってはいけない」ということ。

このセットに付属する銅線はこのように巻いてありました。




僕は梱包のためと思い、特に気にも留めませんでしたが、
これが実は重要だったのです。

この銅線を手すりの支柱に通すのは、実は馴れれば簡単なのです。
問題なのは、銅線が一度曲がってしまうと途端にスムーズにいかない
ということなのです。
引っかかってしまったり、金属疲労を起こして折れてしまったりします。
とにかく通しやすくするように、まっすぐの状態を保つこと。


だから、今回の作業で一番キツかったのがこの部分でした。




いわゆる曲がりくねっている部分ですね。
自由な手すりを作れるのがこのパーツのメリットなんですが、
自由すぎる箇所は苦労するのです。
(関係ないけどこのマストのパーティングライン酷いですねw)


逆に簡単なのが船体などのまっすぐな箇所。
数こそ多いですが、銅線さえまっすぐならば通して引っ張るだけです。




‥あかん、簡単すぎて画像撮ってない(笑)。
支柱のみの画像しかない‥ま、まあ想像はつくかと思います。


そして、遅まきながら銅線をキープしておくことを知ったので、
ある程度の長さで切り分け、まっすぐに伸ばして保管することにしてました。





‥遠目に見ると陰毛に見えますが(笑)、
こんな感じで保管してました。

でも本当、床に銅線落として、
あった!と思ったら陰毛だったことが何度もありました(笑)。
大丈夫かな?!どっかの手すり陰毛だったりしないよな?!(汗)


そして二つ目が
その②「柱は垂直に、穴をそろえる」

これも銅線をきれいに通すためです。
理論上、穴が揃っていれば銅線が直線ならそのまま通すことも可能なのです。



あと、当たり前ですが見栄えの問題ですね。
でも、手作業で垂直に穴を開けたり、等間隔で開けていくのは大変です‥。
正直、これ以上作業効率とクオリティを上げるのは慣れしかないでしょう。



そして残り二つ
その③「接着はきれいに」
その④「柱は確実に固定する」


これも見栄えの問題なのですが、今回、柱を確実に固定するため、
柱を差し込み後、瞬着を流し、硬化スプレーで固定するという
方法を取っていたのですが、これだと結構固定跡が汚いのです。
あと銅線を通す穴を塞いでしまうこともあるようです。

最低限の接着で、ピンポイントでしっかり固定することが今後の課題ですね。





‥いつの間にか今後の課題の話になってますが(笑)、
とにかく
「銅線を通しやすく」
「見栄えをきれいに」
ということですね。


ですが今回、手すりをやってみた感想ですが、
「思ったより苦ではなかった」ですかね。

何度も書きましたがこの手すり、
銅線を通しやすくさえしておけば意外と作業は楽なのです。
(このクオリティでいいのなら、という条件付きですが)


支柱の持ち方も、何度もピンセットで飛ばしてしまいましたが、
タミヤの平のピンセットならあまり飛ばないようです。
平面のエッチングだからかもしれません。




今回苦戦したのは手すりにというより、キットの荒さかもしれません(笑)。
ともあれ、ようやく手すり地獄が終わりました。次は塗装です!