1/12で「ぬののふく」を着た初期勇者を作ってみた。
先日、ようやく「ぬののマスク」が届きました。
布だから、洗濯出来ていいなとか思っていた僕は文字通り馬鹿正直(笑)。
せめて早く届いてりゃ評価も変わったんでしょうが、結局ただの税金の無駄遣い。
色んな意味で日本は平和ですね‥『ドラゴンボール』の一般市民みたい(笑)。
さて、今回は「ぬののマスク」ならぬ「ぬののふく」の話。
実はかなり前から、1/12で初期装備のドラクエ主人公を作ってみたかったのです。
ロトの鎧とか装備した完成品フィギュアじゃなく、
「ぬののふく」とか「たけざお」「こんぼう」とかの。
僕はドラクエでもモンハンでも、
レア装備でガチガチに固めた「最強装備」は好きではないのです。
一番好きなのは初期装備。一般人と変わらない格好、「ぬののふく」とかの。
生活感があるじゃないですか。そこの作品世界、ファンタジー世界の。
農機具から慣れない武器に持ち替え、少しずつ武器がグレードアップしていく。
その過程が楽しいのです。
よく、「ドラクエの王様はケチだ」って話を耳にしますけど、
最初から伝説の勇者装備だったらゲームがつまらないです(笑)。
120ゴールドをどう使うが楽しいのですよ。
(ちなみに僕は「こんぼう」+「ぬののふく」派)
昔の落語家が言ってましたが、貧乏は楽しむものなのです。
さて、前置きが長くなりました。
要は1/12の可動フィギュアでファンタジーRPGの初期装備姿を作りたい。
武器や装備は少しずつ作り足していく‥ゲーム内での成長のように。
そんなことを前々から夢想していたのです。
そして、コロナの影響でヒマが出来、給料はちゃんと振り込まれたので、
思い切って行動に移したという訳です。
さて、まずは素体の購入です。
まずは1/12の可動素体‥『アサルトリリィ』を購入です。
この『TYPE-H ナンバー042』は、お嬢様っぽいロールした髪に、
ギャルっぽい活発な顔パーツが付属する人気者。
僕も一目ぼれで購入してしまいました。
到着したリリィちゃんをさっそく身ぐるみ剥がします。
せっかく出来の良い制服が付属するのに、ちょっとかわいそう。
でも『カスタムリリィ』というぐらいですから、カスタムしてナンボ。
彼女にも、これは仕事と割り切ってもらいます。
(ちなみに名前は「りりい」としました)
さて、僕はドールの服作りなどはおろか、
針と糸を使ったのは小学生の家庭科の時間以来、という筋金入りの不器用者。
さいわい、今回モチーフにするドラクエの「ぬののふく」はシンプルな服なので、
こちらのサイトのTシャツとズボンを参考に作ることにします。
同じように真似して方眼紙で型紙を作り、
100円ショップで購入したそれっぽい布を裁断します。
20ゴールドですから。100円ショップで安く済ませます。
意外と派手な布地ばかりで焦りましたが、中世ファンタジーにもあるような、
地味な布があって助かりました。
裁断したら、速乾木工ボンドで貼り合わせていきます。
このサイズでお裁縫なんてやってられません。
さいわい、木工ボンドはすぐ乾くし、硬化すればかなりの強度。
ほつれが気になりますが、折り返して貼りつけるので安心。
人形のズボンって、片足ずつ作ってくっつけるんですね、
まるで史実の中世ヨーロッパの貴族のズボンみたい。
パンツ一丁なのが可哀想なので、まずズボンから作ることにします。
左右貼り合わせたズボンをひっくり返していきます。
裾に違う色の布を貼ったので硬かったのですが、
ピンセットのおかげでなんとかひっくり返すことに成功。
ひっくり返したら、素体に履かせてみます。
うん、我ながらなかなかの出来!
既製品には及びませんが、まあまあといえましょう。
それにしてもカスタムリリィのよく動くこと!
ラーメンマンのカンフーのようなポーズも楽々。しかもちゃんとポーズを保持!
自作のズボンも、可動を妨げないようで一安心。
でもズボンがずり落ちるので、腰の後ろにマジックテープをつけて対処しました。
実は今回の「ドラクエ初期装備フィギュア」を作るにあたり、
服はパテで作ろうかとも思いましたが、手間や可動を考え、布にしました。
結果は大正解。
パテで作っていたら、可動と見栄えの両立に難儀し、放り出していたでしょう。
いつまでもトップレスでは可哀想なので、上着も作っていきます。
(無闇に爆乳ではなく、慎ましいサイズな点に好感が持てます(笑))
ズボンと同じように、フチを色違いの布にし、端を貼り合わせます。
作ってみると前の方が丈が長かったので後でカットして作り直しました。
貼り合わせた上着を同じようにひっくり返して完成。
背中はマジックテープで止めることにします。
違う色の布で帯も作り、腰に巻いてみます。
参考にした画像との比較ですが、かなり近いのでは?
「失敗したらやり直せばいいや」程度に考えていましたが、
とりあえずは形になりました。
ある程度形になったので嬉しくなり、
エポキシパテで「どうのつるぎ」の試作型を作ってみました。
ちょっと大きいですが、これから調整していきます。
帯がピンと上に跳ねてジャマですね。
細い針金を入れて補正したいところです。
余談ですが、二次元フィギュアは頭が大きいので、手のサイズに合わせようとすると、
意外とアイテムが小さくなることに気づきました。
しかもドラクエのキャラってデフォルメされてますからね‥。
これはすり合わせにも苦労するかも。
いつまでも裸足では外を歩けないので、布のブーツを作ることにします。
最初はパテで作ろうかと思っていましたが、
やはり服と同様、布で作ることにし、こちらのサイトを参考にしました。
駆け出しの冒険者ならギリシャ風なサンダルとか履きそうですが、
サンダルだと、近所のドラッグストア行くだけでも砂利が入ります(笑)。
フィールドを自由に闊歩する冒険者なら、やはりブーツでしょう!
お手本と同じように粘土で足形を作り、布を切り出し、巻き付け、
サイズを決めたら接着していきます。
速乾の木工ボンドはいいですね。乾燥が早いのでどんどん作業が進みます。
乾燥したらひっくり返し、足形を入れて中敷きを接着。
形になったら、足底を厚紙で作り、粘土でソールを作ります。
作業を急ぐため、粘土は作りかけだったフィギュアから拝借しましたが、
粘土だと強度がちょっと不安ですね。接着は楽だけど。
乾燥したらひっくり返し、形を整えて完成。
足底は今度、日を改めて塗装することにします。
作りかけのこんぼうを持たせてみました。
どうでしょう?
駆け出しの冒険者っぽく見えませんか?
60ゴールドのこんぼうと20ゴールドのぬののふくなら、こんな感じでは?
足もとの石畳はAmazonで買いましたが、
こうなると建物の壁やダンジョンの扉なんかも作りたくなりますね~。
さて、だいたい形になりましたが、更にダイソーで色々買ってきました。
まずはこの大理石風のアクセサリー。
硬そうですが、アクリル製なのでニッパーで無理やりパキンパキン切り出します。
良さそうな形になったら穴をあけ、ひもを通し、
「りゅうのうろこ」の完成(笑)。
女の子なので、ネイルアート用のシールでアクセサリーもつけてみました。
余談ですが、「りりい」の首を切り飛ばし、関節を追加してあります。
ちょっと目立つかもしれませんが、装備品でごまかしていきたいところ。
さて、これは「おゆまる」のコピー商品なんでしょうか?
良さげな色の「お湯でやわらかくして作れるねんど」を二つ購入。
沸騰させたお湯に3分ほど漬け、やわらかくなったら混ぜていき‥
手ごろな名札シールで目と口を作り、1レベル冒険者の永遠のライバルの完成!
僕は今のカワイイ感じのキャラより、ファミコンのドット絵の方が好きなんですよ。
可愛いけど、どこか不気味なところが。
スライムなんてあの顔、何考えてるかわからないですよね(笑)。
(あの笑みは僕は「嘲り」だと勝手に思っています)
なので、ドット絵風に、あえて白い目にしてみました。
この「お湯で(中略)ねんど」は色々な形に出来るので、
こんぼうで殴られて辺り一面に飛び散ったスライムの破片とか(笑)、
たいまつの炎とか、オレンジ色でスライムベスとか、いろいろ作って楽しめそうです。
‥という訳で以上、1/12スケールで作ったドラクエの1レベル冒険者でした。
レベルが上がったら、また紹介するかもしれません。
では また あおう! しちょうしゃ ○○よ! (ドラクエの王様風に)
布だから、洗濯出来ていいなとか思っていた僕は文字通り馬鹿正直(笑)。
せめて早く届いてりゃ評価も変わったんでしょうが、結局ただの税金の無駄遣い。
色んな意味で日本は平和ですね‥『ドラゴンボール』の一般市民みたい(笑)。
さて、今回は「ぬののマスク」ならぬ「ぬののふく」の話。
実はかなり前から、1/12で初期装備のドラクエ主人公を作ってみたかったのです。
ロトの鎧とか装備した完成品フィギュアじゃなく、
「ぬののふく」とか「たけざお」「こんぼう」とかの。
僕はドラクエでもモンハンでも、
レア装備でガチガチに固めた「最強装備」は好きではないのです。
一番好きなのは初期装備。一般人と変わらない格好、「ぬののふく」とかの。
生活感があるじゃないですか。そこの作品世界、ファンタジー世界の。
農機具から慣れない武器に持ち替え、少しずつ武器がグレードアップしていく。
その過程が楽しいのです。
よく、「ドラクエの王様はケチだ」って話を耳にしますけど、
最初から伝説の勇者装備だったらゲームがつまらないです(笑)。
120ゴールドをどう使うが楽しいのですよ。
(ちなみに僕は「こんぼう」+「ぬののふく」派)
昔の落語家が言ってましたが、貧乏は楽しむものなのです。
さて、前置きが長くなりました。
要は1/12の可動フィギュアでファンタジーRPGの初期装備姿を作りたい。
武器や装備は少しずつ作り足していく‥ゲーム内での成長のように。
そんなことを前々から夢想していたのです。
そして、コロナの影響でヒマが出来、給料はちゃんと振り込まれたので、
思い切って行動に移したという訳です。
さて、まずは素体の購入です。
まずは1/12の可動素体‥『アサルトリリィ』を購入です。
この『TYPE-H ナンバー042』は、お嬢様っぽいロールした髪に、
ギャルっぽい活発な顔パーツが付属する人気者。
僕も一目ぼれで購入してしまいました。
到着したリリィちゃんをさっそく身ぐるみ剥がします。
せっかく出来の良い制服が付属するのに、ちょっとかわいそう。
でも『カスタムリリィ』というぐらいですから、カスタムしてナンボ。
彼女にも、これは仕事と割り切ってもらいます。
(ちなみに名前は「りりい」としました)
さて、僕はドールの服作りなどはおろか、
針と糸を使ったのは小学生の家庭科の時間以来、という筋金入りの不器用者。
さいわい、今回モチーフにするドラクエの「ぬののふく」はシンプルな服なので、
こちらのサイトのTシャツとズボンを参考に作ることにします。
同じように真似して方眼紙で型紙を作り、
100円ショップで購入したそれっぽい布を裁断します。
20ゴールドですから。100円ショップで安く済ませます。
意外と派手な布地ばかりで焦りましたが、中世ファンタジーにもあるような、
地味な布があって助かりました。
裁断したら、速乾木工ボンドで貼り合わせていきます。
このサイズでお裁縫なんてやってられません。
さいわい、木工ボンドはすぐ乾くし、硬化すればかなりの強度。
ほつれが気になりますが、折り返して貼りつけるので安心。
人形のズボンって、片足ずつ作ってくっつけるんですね、
まるで史実の中世ヨーロッパの貴族のズボンみたい。
パンツ一丁なのが可哀想なので、まずズボンから作ることにします。
左右貼り合わせたズボンをひっくり返していきます。
裾に違う色の布を貼ったので硬かったのですが、
ピンセットのおかげでなんとかひっくり返すことに成功。
ひっくり返したら、素体に履かせてみます。
うん、我ながらなかなかの出来!
既製品には及びませんが、まあまあといえましょう。
それにしてもカスタムリリィのよく動くこと!
ラーメンマンのカンフーのようなポーズも楽々。しかもちゃんとポーズを保持!
自作のズボンも、可動を妨げないようで一安心。
でもズボンがずり落ちるので、腰の後ろにマジックテープをつけて対処しました。
実は今回の「ドラクエ初期装備フィギュア」を作るにあたり、
服はパテで作ろうかとも思いましたが、手間や可動を考え、布にしました。
結果は大正解。
パテで作っていたら、可動と見栄えの両立に難儀し、放り出していたでしょう。
いつまでもトップレスでは可哀想なので、上着も作っていきます。
(無闇に爆乳ではなく、慎ましいサイズな点に好感が持てます(笑))
ズボンと同じように、フチを色違いの布にし、端を貼り合わせます。
作ってみると前の方が丈が長かったので後でカットして作り直しました。
貼り合わせた上着を同じようにひっくり返して完成。
背中はマジックテープで止めることにします。
違う色の布で帯も作り、腰に巻いてみます。
参考にした画像との比較ですが、かなり近いのでは?
「失敗したらやり直せばいいや」程度に考えていましたが、
とりあえずは形になりました。
ある程度形になったので嬉しくなり、
エポキシパテで「どうのつるぎ」の試作型を作ってみました。
ちょっと大きいですが、これから調整していきます。
帯がピンと上に跳ねてジャマですね。
細い針金を入れて補正したいところです。
余談ですが、二次元フィギュアは頭が大きいので、手のサイズに合わせようとすると、
意外とアイテムが小さくなることに気づきました。
しかもドラクエのキャラってデフォルメされてますからね‥。
これはすり合わせにも苦労するかも。
いつまでも裸足では外を歩けないので、布のブーツを作ることにします。
最初はパテで作ろうかと思っていましたが、
やはり服と同様、布で作ることにし、こちらのサイトを参考にしました。
駆け出しの冒険者ならギリシャ風なサンダルとか履きそうですが、
サンダルだと、近所のドラッグストア行くだけでも砂利が入ります(笑)。
フィールドを自由に闊歩する冒険者なら、やはりブーツでしょう!
お手本と同じように粘土で足形を作り、布を切り出し、巻き付け、
サイズを決めたら接着していきます。
速乾の木工ボンドはいいですね。乾燥が早いのでどんどん作業が進みます。
乾燥したらひっくり返し、足形を入れて中敷きを接着。
形になったら、足底を厚紙で作り、粘土でソールを作ります。
作業を急ぐため、粘土は作りかけだったフィギュアから拝借しましたが、
粘土だと強度がちょっと不安ですね。接着は楽だけど。
乾燥したらひっくり返し、形を整えて完成。
足底は今度、日を改めて塗装することにします。
作りかけのこんぼうを持たせてみました。
どうでしょう?
駆け出しの冒険者っぽく見えませんか?
60ゴールドのこんぼうと20ゴールドのぬののふくなら、こんな感じでは?
足もとの石畳はAmazonで買いましたが、
こうなると建物の壁やダンジョンの扉なんかも作りたくなりますね~。
さて、だいたい形になりましたが、更にダイソーで色々買ってきました。
まずはこの大理石風のアクセサリー。
硬そうですが、アクリル製なのでニッパーで無理やりパキンパキン切り出します。
良さそうな形になったら穴をあけ、ひもを通し、
「りゅうのうろこ」の完成(笑)。
女の子なので、ネイルアート用のシールでアクセサリーもつけてみました。
余談ですが、「りりい」の首を切り飛ばし、関節を追加してあります。
ちょっと目立つかもしれませんが、装備品でごまかしていきたいところ。
さて、これは「おゆまる」のコピー商品なんでしょうか?
良さげな色の「お湯でやわらかくして作れるねんど」を二つ購入。
沸騰させたお湯に3分ほど漬け、やわらかくなったら混ぜていき‥
手ごろな名札シールで目と口を作り、1レベル冒険者の永遠のライバルの完成!
僕は今のカワイイ感じのキャラより、ファミコンのドット絵の方が好きなんですよ。
可愛いけど、どこか不気味なところが。
スライムなんてあの顔、何考えてるかわからないですよね(笑)。
(あの笑みは僕は「嘲り」だと勝手に思っています)
なので、ドット絵風に、あえて白い目にしてみました。
この「お湯で(中略)ねんど」は色々な形に出来るので、
こんぼうで殴られて辺り一面に飛び散ったスライムの破片とか(笑)、
たいまつの炎とか、オレンジ色でスライムベスとか、いろいろ作って楽しめそうです。
‥という訳で以上、1/12スケールで作ったドラクエの1レベル冒険者でした。
レベルが上がったら、また紹介するかもしれません。
では また あおう! しちょうしゃ ○○よ! (ドラクエの王様風に)