ブラキストン線をジープで超えて西比利亜へ

旧ブログ『ツングースカ大爆発』から引っ越しました。


※ガンプラやニコニコ動画などオタクネタは、
もうひとつのブログ 『アンスリノの宙域で鈍く輝く』の方へ!

セドリックバン誕生!

いつの間にか6月も終わって今は7月。
通勤途中の軒先のアジサイも、役目を終えた様にしおれていますね。


さて、月末・月頭は忙しかったのですが、僕が通常の3倍の物量をピックしているそばで、
うちの師団長閣下(=委託元のセンター長)が、資材を勝手に片づけているではないですか。


偉いさんだし、こっちはピックで忙しいしで放っておいたのですが、
21時頃にようやく作業を終え、ヘトヘトになってフロアを見渡すと、
あのセンター長野郎、必要な資材まで倉庫の奥に押し込んでやがるじゃないですか!
おかげで今日土曜日、月曜の入庫準備をするのに奥から資材を引っ張り出す始末!

こっちが文句言えないと思って好き勝手やりやがって!


オレが同じことしたら「勝手なコトすんな!」とキレるくせによ!
ナチス親衛隊か!?チクショーメー!!
んで委託先の俺たちはイタリア軍ルーマニア軍か!?
弱小枢軸が支えるからソビエトに攻め込むなんて無茶が出来るんじゃないか!
(結局ソコから突破されたけどね(笑))




ズベズダのルーマニア兵買っちゃおうかなあ~(笑)。

しかしズベズダのチョイスには毎度ワクワクさせられます。(←ココ大事)
だって‥ルーマニアだぜ?!
どんな銃使ってどんな戦車乗ってたんだろ‥。


さてイタリアと言えば、今回紹介するセドリックバンの完成画像を友人にメールしました。
そしたら返事が来て、

「最近忙しくて、作っているP40も一日15分しかいじれない」

と、悲痛なメールが帰ってきました。




ああ、俺はなんて幸せ者なんだ‥プラモも動画も作る時間があるなんて‥。
(注:作っているとは言っていない)

と思い、給料明細を開けたら‥給料が20万切ってました。

ギャー!!
バイト並じゃねーか!!


そりゃヒマなワケだわ‥。
そんな訳で、ミコヤンが今月プラモに使える金額はたった5000円。
これは慎重に慎重を重ね、有効に使わねばなりません。







‥と決意を胸に、仕事帰りに寄った模型屋で購入したのが‥





‥フジミの2t旧車トラックとズゴック(計4800円)



  


なんじゃこりゃー!!(ガビーン!)

Jロックバギー買って凸ダグのテンション上げるんじゃなかったのかミコヤンーー!!







‥まあズゴックはこの際良いんですよ。安いし。
この旧車トラック、定価4800円だぜ?!
マスターグレードより高いじゃあねーか!!
Amazonでフィギュア付きで、しかも安かったので油断しました‥。





いや、尼のやつとは違うとわかっていたのに買ってしまったのです。
それは‥今回紹介するセドリックバンのせい。
(バンは35だけど)1/32の「旧車」トラックに興味が出てきたのです。


それは何故なのか?
これからセドリックバンを紹介することで、お分かりいただけると思います。



さて、前回はフロントグリルとフェンダーミラーのメッキを落としたところまででした。
‥この頃の車はフェンダーにミラーがあったのですよねえ~(遠い目)。

早速セミグロスブラックで塗装し、仮組みしてみます。







‥こ、これでいいのか(笑)?



ただの白い車のプラモじゃねーか‥(いやそうなんだけどw)
まあスミ入れしてないですからね。


さて、ところがここでバンパーもメッキされていることに気づき、
バンパーもメッキを落とすことにします。
メッキされているのは知っていたのですが、メッキ無しバンパーと形が違うようなので、
やっぱりメッキを落とすことにしたのです。






メッキを落とすのには時間がかかります。
ここで時間つぶしがてら、ソビエト戦車兵をいじることにします。





前からやってみたいと思っていたのですが、ボールジョイントを仕込み、
フィギュアの頭だけ動かせるようにしてみたのです。
まあ近くで見ると辛いのですが(笑)、パッと見はいけるんじゃあないかと。





うつらうつら‥居眠り運転(笑)。







「ハッ!? いかんいかん!」‥起きました。

この操縦手、ただ前を向いているだけでどうも味気ない。
これなら表情が付けられるんじゃあないかと思うわけです。







あと、ICMのこの戦車兵セットもいじることにします。
というのは、ちょっと残念な子が入ってまして‥。


まあ、キットを見ていきましょう。
まずはこの兵士。




ハッチに手を掛けています。
箱絵はT55ですが、T72のハッチでもいけるようです。





もう一人は砲塔にもたれかかっています。

T72にはちょっとフィットしないかもですが、
まあそれっぽく見えます。


この戦車兵、実は優れモノでして‥





手に戦車帽を持つor持たないを選択でき、
顔も、無帽の若い兵士、帽子有りの若い兵士orヒゲのおっさんを選べるのです。

さっきの首の可動じゃないですが、変化を持たせられるのはいいですね!


そして、問題の子ですが‥









‥な、ナニこのポーズ‥。



       



 べ、ベジータか?!




なんか、「ずあっ!」とか言って気功弾撃ちそうなんですけど‥。








「ずあっ!」

ちゅどーん
‥それが前回のこの画像なのです(笑)。

ちなみに箱絵と比較してみますと‥











‥こんな感じ。なにやってんだよ(笑)!!

記念撮影なんでしょうか?
「あ、同志、キミもっと右ね」とか‥。

ミコヤンも無い知恵を絞ってネタを考えてみたんですが‥






「おいセミョーノフ、今日はガチョウの丸焼きを食えるかな?」

「ダメだったらミーシャの奴を丸焼きにしましょうや。同志戦車長」

‥とかね(笑)。
で、まあ、この人にも首にポリを仕込んでみたんです。







結論‥あんま変わらん(笑)。







ちょっとヒネって『戦車兵は見た!』シリーズとか‥。




‥とかバカやってるうちに(笑)、メッキも落とせたので、
パーツを塗装し、基本塗装は完成となりました。










今までは各部を単色で塗っていただけなので、ただの銀色のパーツ、
黒いパーツでしかなかったのですが、
こうして組んでみるとそれなりに車に見えてきます。


ちなみに窓枠は‥よくわからないので実はテキトーです(笑)。
モールドが曖昧でどこまでが銀でどこまでが黒なのかわからないのだもの。
でもパッと見はわからないでしょ?
ガラスに接する部分は黒だとは思うのですが、
こりゃガラス窓接着する前に塗るべきでしたなあ‥反省です。



そして、スミ入れした状態がコレ。





ソビエト兵「スミ入れ、よし、と‥」







うーん、さすがに引き締まりますねぇ。
っていうかスミ入れしないと完成とは言えませんね。このキット。
ガンプラで言えばモノアイ塗らないのと同じですよ(笑)。


まあボディが白だから余計に際立ちますよね。
ミコヤンがボディカラーを白に選んだのは、前にブログにも書いたけど、

比較写真のマイルドセブンのような、比較としての平凡な車

を作りたかったからです。1/35ですからね。当然戦車の隣に置きたいわけです。
日常の乗り物が、戦車という非日常の隣にあることで、

 戦車の異常


が際立つのではないかと思う訳です。

ミコヤンは本来、白い車はあまり好きではありません。あまりに平凡、チープ。
外を見てごらんなさい。今の時代、白い車に黒い車に銀の車ばっかり。
カラフルなのはマーチぐらいですよ(笑)。
でもこのセドリックバンに関していえば白がベスト。
少女A‥ならぬ普通車Aな訳です。
だから自衛隊仕様は逆にあんまり興味ないんですよねえ~(笑)。


さて、それではデカールを貼り、完成した状態をお見せします。
これが今回作ったセドリックバンです。




























最後、バックナンバーのデカールがズレちゃいました。
まあ、あんまり見ないし(笑)。
番号は、例によって完成した日付です。

内部はこんな感じ。





まあ、こんなもんでしょ。
それでは念願の、戦車と並べてみることにします。
















どうですかね?
写真の腕がイマイチなのでさっぱりだとは思いますが、
戦車の異様さが少しは伝わったんじゃあないでしょうか。
とにかくでかいですね~。こんなのに追突したら死にますわ(笑)。


これでいて、車高の低さは変わらないというね‥。
T72の車高、座った成人男性の座高ぐらいなんですよ。
そんな薄っぺらい棺桶にカセトカだのコルジナだの自動装填装置や砲弾、
燃料とロシア人を3人詰め込んでいるんですから大変です。

そんな鉄の塊がジェット燃料だと時速80kmで走るというね。
燃費はマウスやキングタイガー並(1ℓで400m)の無駄飯ぐらいなのに‥。
そしてフェラーリを数台買える値段のソレが、
日本円で10万円程度のロケットランチャー一発で吹き飛ぶというね‥。

もう狂気の世界です。きちがいですよ。





ちゅどーーーん!!







 どかーん!!


‥まあ、追突以前に撃たれたら死にますねー。

こういう画像の元ネタは、ケーブルテレビのアメリカのミリタリーもの番組で、
兵器の試し撃ちに廃車を標的にドンパチ撃ちこむやつだったりします。
あんなカッコイイアメ車を、勿体ないよなあ~。さすがはアメリカ様‥。


‥と、いう訳でセドリックバン、いかがだったでしょうか。
適当にこんな感じで塗るだけでかなり雰囲気が出ます。
というか、やっぱり1/35なんですよね。感覚が。
さっと塗って汚しとけばリアル、みたいな(笑)。
1/24カーモデルだとこうはいかないんじゃあないかなあ~。

あと、ミコヤンが感心したのは

アイテムのチョイスの絶妙さ 

‥ですね。
もしこのセドリックより新しい、今の丸っこい車だったら、
戦車の隣に置いても楽しくないんじゃないかなあ。
逆に、もっと古いとクラシックカーですしね。
61式やT55と並べるなら別だけど、時代が確実に特定されますからね。
ミコヤンが80年代の角張った車好きというのもありますが、
戦車と並べるのに実に適した時代の車だと思います。
(ロシアなら今でも普通に走ってそうだし(笑))

あと、「バン」という、身近で働き者の車種ですね。
いつも街中で見かける、スーツ姿のような身近な存在。
これがフェラーリだったらピンときませんよね?


いやあこのキット、じつに1/35していると思います。おススメです!
他にも続いてほしいのですが、次は何がいいかなあ‥。
ミコヤンは個人的にチェロキースポーツが欲しいのですが(笑)。




‥東京で100万ほど貯め、チェロキー買って北海道に帰って悠遊自適に過ごすのが、
ミコヤンのささやかな夢だったりします。


角張った車、サイコー(笑)!!