ブラキストン線をジープで超えて西比利亜へ

旧ブログ『ツングースカ大爆発』から引っ越しました。


※ガンプラやニコニコ動画などオタクネタは、
もうひとつのブログ 『アンスリノの宙域で鈍く輝く』の方へ!

夏の思い出 ~赤城山攻略作戦(前編)~

早いものでいつの間にか今は10月。
今年も残り2カ月足らずとは信じられません。

ちなみにミコヤンは現在群馬で期間工ですが、満期になるのは来年11月。
早いもので残り1年とわずかを残すところとなりました。
…無事生き延びられたら、の話ですが!

さて、そんな下らない連中のことより、
お盆休みに行ってきた赤城山旅行の顛末を書こうと思います。

正直、思い出すだけでトホホな気分になるのですが(笑)、
これはこれで笑えるかなと思い、発表することにします。
このブログは自分であとで読み返すためのアルバム&日記帳ですしね。


さて、今回赤城山を選んだ理由はいくつかあります。
「群馬に来たなら名スポットたる赤城山を訪問したい!」
「自然に囲まれた山で息抜きしたい!」
ジープなら山でしょ!」

あと、これプラスバーベキューをしたいってのがあったんですよ。
焼いた肉ならお店で食べられますが、俺は自分で好き勝手に焼いて食いたい。
寮は調理禁止なので、その憂さを晴らしたいというのもあります。

あとこの動画を観て、ルサンチマンを刺激されたってのもありますが(笑)。




あとぶっちゃけ、夏と言えばアウトドア、
アウトドアと言えばBBQじゃないですか!

ミコヤンは毎年夏の、ホームセンターのBBQ売り場でわくわくします。
ところが自由にBBQできる場所って意外と少ないんですよ。

ミコヤン、北海道の実家の前が海だったので気にもしてなかったのですが、
いざBBQコンロを買ってもそこらへんで火を炊くわけにはいきません。
最近ではむしろ、食材も道具も用意するから金払えってトコばかり!
嘆かわしい話ですが、そこらへんで火を点けられても困りますしねえ‥。

で、調べてみると、赤城山のキャンプ場なら自由にBBQ出来るらしい。
そこそこ遠く、そこそこ近く、しかも大自然の山の上。空母赤城。

テントなんて要らない、車中泊で結構!
サクッと行ってサクッと焼いて、サクッと泊まって帰って来よう!
という訳で簡単にお盆休みのスケジュールを決めました。 ※フラグです

そうと決まれば旅行の準備です!




これだよコレ!

「ホームセンターで
カートいっぱいの買い物をしてクルマに積む」!

これをやりたかったんだよ!!

ホームセンターで買い物は出来ても、自転車は運ぶ量は限界があります。
これをやる日をどれほど夢見たことか‥!
(実はこの画像撮る前からちょくちょくやってはいたんですが‥)

BBQグッズをはじめ、アウトドアグッズをあれもこれもと買い込みます。
(実は必要なものの大半はAmazonで買ってあったのですが‥)



あと今回、思い切ってドラレコ(※安物)を買ってみました。

煽り運転対策ではなく、運転してると風景の撮影が出来ないのですよ。
まだ使いこなせませんが、撮影しておけば後で役に立つと思います。
…ちなみに今のところ、         B A K A
僕の個性的なクルマを煽ってくるような命知らずは居ないようです(笑)。






調子に乗って、エンジンルームのチェックとかしたり(笑)。

車に詳しいわけでもないのにね。
『車のメンテナンス入門』みたいな本見ながらだから素人丸出し!
ちなみにサンドイッチは自作。ピクニック気分という訳です。

でもまあ遠出してから異常に気付いても困りますから。
タイヤの空気圧とかも(面倒だけど)調べておきます。





そんなこと悠長にやってたから到着したらもう真っ暗!!

まあ、まだ19時ぐらいなんですけどね‥。
それでもちょっとのんびりし過ぎたかも。
まあ初めて行く土地なので勘弁してください。




それより問題はコレなんですよ(笑)。

初めて行く群馬の田舎道をスマホのナビを頼りにどうにか辿り、
ジープの一速じゃないと登れないような坂道を登攀し、
反対側から車来たらどうしようというような細い山道を進み、
(運の良いことに、こんな時間にこんな道を通る車はほぼゼロでした)

とっぷりと日の暮れた頃、
ようやく山頂に近づいたと思ったらこの仕打ち!

しかも最悪なことに、ジープの調子が悪い‥。
2速とトップが、アクセル踏んでも速度が上がらない!

残念!ミコヤンのジープ生活はここで終わってしまうのか‥?!
俺は刃折れ、矢の尽きたベルゼルガ…じゃないジープをどうしたらいいのか‥。
(『青の騎士ベルゼルガ物語』上巻のラスト…だったはず)







不幸中の幸いか、行き止まりの標識とは違う道の先に、
温泉旅館の駐車場がありました。
灯りだと思ったのはそこのトイレの照明。
人気のまったくない山の中、20数台の車がひしめき合っている様は
なんだか不気味ですらあります。

でも、すっかり打ちひしがれ、落胆していたミコヤンには地獄で仏!
まるで天国の入り口のように思われました。
クモの巣やら虫の死骸やらが散乱するトイレで用を足し、一息つきます。




そう、真夏の山の中ということで虫が異常に多いのですよ!

バッテリーを使いたくないので懐中電灯を点けたのですが、
たちまち羽虫の群れを呼び寄せてしまいます。




無事に帰還し、今こうやってブログを書いている現在ですが、
この時はすっかり疲労困憊、神経が衰弱していました。
夜中に見知らぬ山の中に到着。
頼みのジープは速度が30km以上出せない‥。

もう今日はBBQ出来そうにないとか、
駐車場が傾斜しててニュートラルにしたらガードレールにぶつかったとか
もはや些細な出来事なのですよ。

「これからどうしよう…」

その考えだけがミコヤンの頭の中を占めていました。
とりあえずふらふらとジープから出て(中は暑いのです)、
とりあえず温泉旅館に向かいます。
せめて風呂にでも入ってリフレッシュしたいなと。

ところが残念ながらここは完全予約制。
たしかにちょっと高そうです。

給料入ったばかりで金はあったのですが、車中泊することに。
人様の敷地で勝手に、ということになりますが、
わざわざ見回りには来ないだろう、
来て怒られたら山を降りればいい、
そう思って申し訳ないですが、敷地の一角を一晩無断で借りることにします。





…お見苦しい画像で失礼(笑)。
ロングバンとあだ名されるJ30系ですが、脚を伸ばすスペースはありません。
まあ元々、承知の上での車中泊の予定でしたが。

充電式の扇風機を点けっぱなしにし、
唯一食べられた食料・BBQ用のウインナーを齧り、
スマホで近くの手ごろな修理工場を探します。

ささやかな食事を終えた後、胸に不安を抱いたまま
洲崎西』を聴きながら眠りにつくことにします。
時刻はまだ20時半ほど。
夜明けはまだまだずっと先‥。

そういやなつ姉も、
負け犬の悔しさをウインナーと一緒にを噛みしめていたなあ‥。





翌朝、5時ごろ目が覚めました。

早朝なのに車が減っています。
ゆうべも夜中に車が出ていきましたが‥なぜ?どこへ?
コンビニもパチンコも風俗も、近くにはなかったはず…。




とりあえず、ジープから出て周りを見回します。

近くに遊歩道を見つけ、降りてみることにしました。
どこへ行くにしても、まだ時間は早いし…。




これがなかなか長い下り道なのです。
一体何が待ち受けているのか?

好奇心だけを胸に、ひたすら階段を下って行きます‥。





ファッ!?
だ、大丈夫なんだろうなっ?!





降り立った先は、普通に山の斜面。
早朝ということもあり、木々がなにやら神秘的‥。

近くに朽ちた看板がありましたが、何も書かれていない‥。
何だか不気味です。
釘の引っ掻き跡で「コ ノ サ キ  キ ケ ン 」
とか書いてあったらどうしよう…






と思ったら 下に落ちてた(笑)。
び、びびらせやがって‥。





山肌には太いワイヤーが打ち込まれ、
近くには古い鉄橋がありました。

わざわざこんなものを作るということは、何かがあるのか‥




木々が伸び放題に伸びた橋を渡っていきます。

…なんだか向こう側から男女の山賊が

「ここへ来たのは間違いだったな!」

とか口々に言って飛び出してきそう(『スカイリム』です(笑))







…渡ってみましたが、ワイヤーが打ち込まれているだけで特になし!

これはどうやら、橋を谷に渡した遊歩道のよう。
この向こうにツツジやら山賊のアジトがあるのでしょう。
スミマセン、前編・後編に分けたらネタが減っちゃって…

という訳で、正直引っ張るような話でもないんですが(笑)、
僕はどのように帰還したのか?
果たして夏休みを満喫できたのか?

次回、お楽しみに!



【次回予告】※『ハルヒ』の次回予告の曲で



ナスうめえww 
ししとううめえwwwww