ブラキストン線をジープで超えて西比利亜へ

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三菱ジープ・初めてのオイル交換

相変わらず土木作業員生活は続いています。
弊社は多数の重機を所有しているので、毎日どこかで重機と接する生活です。
でも、当分(数年?)は僕には手に届きそうもありません。

先日も「ちょっと乗ってみる?」と好意で本社の敷地でミニショベルに乗せてもらい、
「いちこつ」(※土砂のことらしいです)
の移動をさせてもらったのですが、うっかり近くの雪が混ざり注意されました(笑)。
怒鳴られたわけではないのですが、これがもし作業中だったら…(絶対乗せないけど)
現在はまだそんなレベルです。
HPは13ぐらい、たけざおでスライムと戦ってたまにウインドが赤くなるレベルです。

他には色んな車に乗せてもらい、先日は軽トラで定山渓まで軽油を届けてきました。
ようやくジープ以外の車(の便利さ)に馴れてきました。
AT車の運転の特徴(エンブレは使わない、基本はDのみ、左足は使わない等々…)
を(今更)教わり、まずは車の運転と道具の名前、保管場所を覚えること。

普通、そんなところまで教えてくれませんよね(笑)?

それも、中学の時に自分を殴った相手とその両親まで殴り倒し(※武勇伝のごく一部)
50代60代の百戦錬磨のベテラン作業員を叱りつける、
強面のイリューシンさん(仮名)が敬語で、辛抱強く教えてくれるんですから、
こりゃもう生まれ変わって一から学ぶしかないわけですよ。

「みんな資格取ればすぐ乗れる、土木は穴掘るだけと思ってる」


イリューシンさんにもよく笑われますがその通り。
実は作業員の人たちみんな重機乗れるんですよ。
でもオペじゃない。
自分の浅はかさに気づいてしまった以上、行動しなければです。
まずは一人前の土木作業員になって信頼を得ること。
そう思ってたらいきなり「ショベル乗れ」って言われて操作忘れてたり。
不安なのは知識が無いから。
覚えさえすれば不安は無くなると自分に言い聞かせる毎日です。


  

実はミコヤン、求職活動中、オペになれることを願って重機のプラモ作ってました。

…やってることが洞窟にマンモスの絵を描く旧石器時代の人間レベルですが(笑)。
それでもこの色合いはイメージ通りで気に入っています。






弊社のショベルはコマツですが、実は丁度こんな感じだったりします。
コマツのキットも出ないかな~)

  

バージョン違いでプラウ装備仕様も出てますが、
先日、弊社でプラウバケットに換装する作業をしました。

ロボットの装備変えるみたいでカッコイイ!なんて考える余裕はありません!
とにかく重い!
オイルが垂れる!
グリスで200円の手袋がパー!
油断してたら死ぬ!

…まあ、弊社のショベルがオンボロだからなんですけどね(笑)。

しかしまあ実物パーツの重いこと重いこと!
弊社のショベルはこのキットより二回り大きい車種なんですが、
それを差し引いても重い!
プラモだと接着して乾くまでグラグラするような板パーツが、実際は無垢の鉄の塊。
タイヤ交換もしたのですが、タイヤは大人の肩ぐらいまである巨大さ。
倒れたら一人では起こせません。
下敷きになったら死にます。
それをイリューシンさんや兄弟子のポリカルポフさん(仮名)は
一人で交換するって言うんですから、まさにヤムチャ視点。
(危険なので、絶対に一人では作業しないこと!(え?!))

ともあれ、こういう体験経験は戦車模型、凸ダグの描写にも使えると思うので、
これからの創作も楽しみになってきました。
イオリやリックルはこんな重いものと毎日接していると思うと感慨深いものがあります。





タミヤのリニューアル版シェリダンとの比較。
M551シェリダンはサイバトロンのミニボットにも所属する軽戦車ですが、
こうして並べると普通の戦車と何も変わりませんね。
これだけデカい兵器でも、実は簡単にやられる「ダメ戦車」なんですから、
悟空と二人がかりでやっと倒したラディッツ
「あの弱虫ラディッツとナッパに言われたピッコロの気分ですよ(笑)。
ましてや戦車を簡単に凌駕するコンバットアーマー、モビルスーツとは…。





期間工になる前、買って作ったけど米兵の迷彩が面倒で放置してたM151です。
数年越しにようやっと完成させられました。
迷彩はよく見るといい加減ですが(笑)、まあそれっぽくは見えるでしょう。

おっと、ジープの話を忘れてました!
今日、初めてオイル交換をしたのですよ。





職場で重機や車両と接しているうち、自分も機械を弄りたくなってきたのです。
それに通勤で使う以上、しっかりと整備しておかねば。
これからは毎日乗るわけですからね。

オイル交換、ジープを買った頃はちゃんとプロにやってもらおうと思ってましたが、
そのプロとやらもなんか面倒そうだったのでじゃあもういい!(笑)。
古い車に乗ってる俺が悪いんでしょ?
すみませんねー、商売の邪魔して!!

不安はありますが、オイル交換ぐらい出来なきゃジープには乗れません。

と、いうわけでオイルフィルターやパッキンをAmazonで取り寄せ、
オイル受け皿、過走行車用オイル、オイルレンチを仕事帰りのホームセンターで。
35円ぐらいのうっすい缶カフェオレを飲みながら作業開始です。





ですが、さっそく問題にぶち当たります。
まず、ドレンボルトのサイズがわからない(笑)。

実物を測ると20mmぐらい、と微妙な大きさ。

21?19?まさか20なんてことは…あり得るか‥。
ネットを漁ってもJ37のドレンボルトのサイズなどわかるはずもありません。
らちが明かないので、とりあえず21mmのラチェットを買って試しましたがガバガバ。
よし、じゃ20㎜以下ってことだな!(ラチェットは仕事で使うか‥)

ってかホイールを外した時に使ったトルクレンチの19をハメたところピッタリ!
19のレンチを買ってきましたが、今度は固くて回らない(笑)!
結果、持っていたトルクレンチを使いました!2000円の無駄使い!
(狭くて回らないと思ったんだよう~)





中国製トルクレンチ君の迫真の回転でドレンボルトも根負け。
真黒なあったかいオイルがドバーッと出ました。
グリスで駄目にした手袋もオイルまみれや。

ともあれ、オイル交換でよく見かける構図の写真が撮れてひと安心。
正直、トルクレンチ君は扱いが面倒そうで避けていたんですが(笑)、
ようやく打ち解け、悩みも相談できる友達になれたようなそんな気になりました。




さて、また問題…というか疑問が現れました。
パッキンがAmazonで買ったやつとなんだか違う!




元のパッキン、細いのとボルトに固着した薄くて柔らかいのと、
二種類が使われていたのです。
この薄いの、もう使えないだろ‥剥がしても大丈夫なのか?!





結論…ニッパーでこじ開けてやったったwwwww

こんなん知らんもの!
ダメだったら 同じサイズのボルトモノタロウで買うわ!
前のオーナーか?購入時の整備工場か?
なぜこのパッキンだったのかは疑問ですが‥。

でも情報がない以上、こういった割り切りが大切だとわかってきました(笑)。
仕事と同じ。悩んでいても解決はしないのです。
時間は有限。行動しなきゃ!





そして次なる疑問。オイルフィルターが違ーう!!

ミコヤンがAmazonで購入したのと元々あったのが違うのです。
(型式は陰になって見えませんでした‥)

 

ミコヤンが買ったのは青くて小さい方。
元々あったのは灰色で大きいのです。
メーカーが違うのはわかりますが、大きさがちがうのは大丈夫なのか?!

とりあえずつけてみて、くっついたのでよしとしました。
やっぱり大きい方が良かったのか?!わかりません‥。
ちなみに購入したオイルフィルターレンチ、
ミコヤンの買った小さい方はガバガバで締めるのに苦労し、
大きい方はギリギリ入らず、結果、ハンマーで叩いて無理やり押し込みました。
これも結果オーライといえましょうが‥統一しろ!!面倒くさいからっ!





ともあれ、オイルもほとんど出し終わりました。

実はミコヤン、J37のオイル容量を知りません。
だって情報ないもの!
イエローハットでは4L入れた記録になってるけどあてにならんし…。

オイルは4L缶を購入したのですが、
調べているうち、6.5Lとか出てきて「ファッ?!」となりました。

やっべー、オイル缶もう一個買わなきゃ!
受け皿も返品して大きいやつに‥レシートレシート…
とゴミ箱を漁っていた時にふと我に返りました。

「あれ?もしかして6.5ってディーゼルだからじゃね?」

結果、その通りだったみたいです。
廃油もどうにか5L用の受け皿に収まりました。
詳しい人は笑うでしょうが、情報がないんだもの(笑)!
ソビエト空軍は不時着したB29を分解コピーして修理跡までコピーしました。
タミヤもポルシェの構造知りたくて実車を購入してバラしました。





ですがこの後、「あー良かった。4Lなんだー」と思い、
ドバーッと缶を全部入れ、オイルゲージを見たら量が多すぎました。
ゲージの「MAX」をはるかに超え、ぐっしょり濡れているのです。

すっかり終わった体でジープを暖気しながら、
若い頃に幌ジープ(J3かな?)に乗っていたという
隣のご隠居とジートークをして、さあ片付けるかと思っていたミコヤンは顔面蒼白!

慌ててトルクレンチを引っ張り出し、ドバーッと手袋中オイルまみれやにします。
そしたら今度は足りないでやんの(笑)。

結果、1L超えか2L超えか、ヤバい暖気しちゃったジープが壊れる!と慌ててたのに、
実際は200mlの豆乳ぐらいのオーバーでした。

それぐらい消費で無くなるとちゃいますの?!

ミコヤン、オイル受け皿を丹念に2回洗う羽目になりました。
でもあれだけ緊張していたドレンボルトの取り外しが「なんだまたか」で済むように。
トルクレンチも身近な友達になりました。

そんな訳で、初めてのオイル交換は順調に終わりました。
オイル漏れだけ明日確認してみることにします。

…ま、交換したけど別に良くなった様子もないんですけどね(笑)。
余分なオイル抜いてみたらまた真黒になってたし。
(でもゲージのオイルはキレイ…オイルパンに沈殿してる?)

でも無駄になることはないと思います。オイル交換をマスター出来たし。

あ、ちなみにこのジープのメーター、あと200kmで50000kmになるんです!
購入時は41500km…もうじき10000kmを迎えるわけです。

隣のご隠居にも会社の上司にも「何キロ走ってるの?」と聞かれるのですが‥
実際何キロなんでしょうね(笑)?僕も知りたいです。

とりあえず20万、と答えてますが、ジープなら3週しててもおかしくないかも。
あとどのくらい走るのかわかりませんが、
僕がジープに乗れなくなるまではなんとか保たせたい、
僕もジープに乗れなくなるまではなんとか維持したい、
…そう思う次第です。

もっとも、会社からは
ジープは会社に預けて、ウチの軽トラで通勤した方がよくない?」
って言われてますけどね(笑)。