ブラキストン線をジープで超えて西比利亜へ

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夏休み 大型特殊を 合宿で (前編)

暑い日が連日続きますね。
さて先日、僕はこの酷暑の中、埼玉県の教習所で大型特殊を取得してきました。
将来の夢、北海道で除雪で食ってくための先行投資です。




‥調べたら、会社で取らせてくれる場合もあるんですけどね。
ともあれ、合宿免許で3泊4日の短期間取得コース。
月曜日に入校、木曜に卒業、金曜に免許申請して取得、という流れになりました。

寮に住みながら、さらに合宿という訳です。
荷物をまとめて、ちょっとした夏の小旅行といった気分でした。



関係ないけど、映っている実印はマンモスの牙製。3万ぐらいしました。
マンモスの牙が良いなら恐竜の爪とかでもいいんじゃないですかね?

しかし暑かった!
寄りにもよって日本で今一番暑い土地で取得ですよ(笑)。
もっとも、毎年最高気温日本一の座は、
僕の近所の群馬県館林市埼玉県熊谷市が争っているそうですが‥



イラクか!群馬は!(※イラクは2016年に53.8℃を記録)

3年前の画像ですが、まあこの一帯は似たような気温らしいです。


  

さて、暑い中ジープを南に向かって走らせること一時間半、教習所に到着です。

ちょっとしたドライブ旅行のつもりでいたのですが、
スマホのナビの指示通り道を走っているだけなので楽しくもなんともない(笑)。
おまけにスマホは熱でやられ、みるみるバッテリーが減っていきます。

僕のジープはエアコンが不調。涼しい風は出てきません。
窓を開けりゃいいやと思っていたのですが、入ってくるのは温風。

エアコン、修理しようとは思うのですが、
どうせエアコン使うの夏の1,2カ月なんだよな‥と思うと金が勿体ない(笑)。
ちなみにヒーターはエンジンの熱を使うので問題なし。







さて、スマホのナビに従って来てみたところ、
巨大な団地はあるけれど、肝心の教習所が見当たらないのです。






‥と思ったらあったよ!団地の前ファミマの隣に!
一回、気づかず通り過ぎてしまいましたわ‥。

スマホの地図だと、ここら辺何もなかったから山に見えたんですよ(笑)。
団地とかいちいち表示しないだろうしなあ。




校舎(?)の前で車を整備していた教官らしき人物に駐車場を教えてもらい、
先ほどの画像の駐車場に向かいます。

入学してわかったのですが、来る人来る人「駐車場どこ?」(笑)。
僕が目撃しただけで5人はいました。

そりゃそうでしょ‥なんか僕の知ってる教習所と趣が違うもの。
ちなみにこの画像は僕が26年前に卒業した地元・余市町の教習所。
教習所って普通こうでしょ?!










それがこんな感じですからね‥建物も年代や歴史、風格を感じます。
教習車はプリウスだけど、正直、僕のジープの方が似合う気がします(笑)。





ともあれ受付に向かい、入学手続きを進めます。
一時間ほど、ひたすら書類に目を通し、住所と名前を記入して印鑑を押す作業。

混んだら嫌だなと思ってたんですが、当日の入学者は僕を入れても4人。
しかも3人は大学かなんかの仲良し3人組らしく、合宿の部屋まで3人一緒。
もちろん、大特希望者は僕一人。
空いてて良かった‥。ソリストの民歓喜です。





書類提出が終わると待合室を案内されたんですが、
これがまた建設現場のプレハブみたいな所(笑)。
○雇いアルバイト時代が長かった僕は、逆に安心しましたよ。

しかし入ってみるとガラ悪そうなチャラい兄ちゃんたちが数人、
トランプに耽っているではありませんか!
マジで土○か!いや、兵舎かな‥
コカイン吸ってるエリアスとラーとジュニア入れたらまんま『プラトーン』ですよ!

しかし兄ちゃんたちはチャラいだけで、互いに敬語で呼び合っていたので
半グレや族ではない様子。つまりはただの今風のチャラい兄ちゃん!

案内が終わったあと、教習が始まるまでこの休憩所で待機していたのですが、
ミコヤンは「どうか話しかけられないように」と願っていました。

兄ちゃんたちが怖いのではないのです。
最初は怖いと思ったのに、こいつらにだんだんイライラしてきまして(笑)。

「どっから来たんスか?」
「何の免許取るんスか?」
とか言われようもんなら
「お前みたいなクソガキに関係ないだろーー!」
とか怒鳴ってしまいそうでした。

コレ、怖いのは兄ちゃんたちじゃなく、社会不適合者の俺の方ですよね(笑)。
まるでボトムズ初期のキリコのよう。
キリコの真似してんじゃなくて、ソリストはリアルでこうなってしまうらしいです。
とにかく一人でいたい。人と無駄な話をしたくないのです。
なつ姉もこんな毎日なのかしら(笑)。


さて、待合室で待つこと2時間‥
(居たたまれないので、残り一時間は受付ロビーで待機)
アナウンスがあり、教習生は「バス」でコースに向かうとのこと。

‥「バス」っつっても普通のワゴン車なんですけどね(笑)。







そして着いた先は団地近くの草茫々の河原。
なるほど、教習所とコースが離れている教習所だったみたいです。





そしたら初老の人の好さそうな教官が、ゴロゴロと大特の教習車を運転してきました。
いきなり今日から実技が始まるのです。

ちなみにミコヤンが所持する免許は8トン限定の普通免許。
なので学科は免除、実技教習を6時間受けたのち、実技試験合格で取得となります。

「6時間で終わるなら一日でええやん」とか思っていたのですが、
「教習は一日2時間」という、ファミコンみたいなルールがあるみたいです。

よく考えたら、運転教本には「一時間運転したら休憩しましょう」って書いてあるしね。
ジープで1時間半走るだけでへとへとになるし‥ってそりゃジープだからか(笑)。

ともあれ、そのジープと、普段乗ってるフォークのおかげか、
いきなり乗せられた大特車(屈折型のホイールローダー)も難なく運転できました。
教官に「大特の教習車、クーラーないからね」と言われましたが、
自分の車もないんで(笑)。この時ばかりはジープで良かったと思いましたね~。

教習一時限目は前半を教官が乗り、操作とコースの説明、
後半は僕が乗るという流れでした。
思ったより運転が楽だったのは、フォークと同じギアチェンジの必要がないから。
フォークと同じ、ハンドルは回転するノブを持って回します。

でもフォークと同じく、サスがないのでとにかく揺れます!
ただでさえ路上がデコボコしているのに!
まるで地雷でも避けるように、中央分離帯に寄れば路上の凹凸を回避できるのです。
回避できないと、冗談抜きで椅子から10cmほど飛び上がるほど揺れました。

ソビエトBMP「乗っていたら骨折した」なんてエピソードがありますが、
これならばとなぜか納得してしまいましたね。
ちなみにどんなに揺れても、そういうものなのか教官から注意はされませんでした。



ちなみにスピードは全然出ません。どんなに頑張っても30kmは超えられません。
ここら辺もフォークに似てますね(ミコヤンの乗る3tフォークは最高で12kmほど)。

ただ、とにかく直進をキープするのと、右左折したあとフラつかないようにするのが大変。
ハンドルにあそびがないので回したらそのぶん回り、
戻さなきゃと逆に回し過ぎてフラついてしまうのです。
これは減点の対象になるので気をつけなければいけません。

でも中折れ式(胴体の真ん中で曲がるタイプ)は普通車と違って内輪差がないので、
曲がったり、車庫入れが楽だったりします。





そうして暑さも忘れてひーこらハンドルを回しているといつの間にか終了時間。
注意される個所はありましたが、特に怒られるようなこともなく、
これでいいのかなと思っているうち、初日の教習は終わりました。

またバスと言う名のワゴンに乗り、教習所に戻ります。
が、今度はこれから合宿寮と言う名のレオパルスのアパートに向かいます。

入学説明の時に、壁が薄いから大きな音を出さないようにと言われましたが、
レオパルスの壁が薄いというのは常識だったのね(笑)。





ちなみに僕の借りた2号館は、バス(ワゴン車)の集合場所の4号館から離れており、
「絶対によその敷地に入らないように」と地図のコピーまで渡されました。

どこがどこやらわからぬ住宅街を、近隣住民からのクレームに怯えながら、
白黒コピーの地図を頼りに宿に向かいます。





白黒コピーすぎて遠回りはしてしまいましたが、どうにか2号館に到着。
綾波レイの部屋のように殺風景な部屋にはもちろん誰もいません!
ソリスト勝利!





このUSBつきスタンド、便利なのかよく盗まれるそうで(笑)、
わざわざ盗まないよう釘を刺されました‥買えや!盗んだ奴!これぐらい(笑)。

ともあれ、アーニャの不安そうなまなざしに萌え、
合宿免許初日の夜が更けていくところでとりあえず今回はここまでとします。

‥結果は出ているし、引っ張るような話でもないけど(笑)、
合宿免許の体験談ということで、どうか続きをお楽しみに。