ブラキストン線をジープで超えて西比利亜へ

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GW帰省‥三菱ジープに揺られて余市町へ(前編)

去るGWの5月3日と4日、実家のある余市町にに行ってきました。

現在住んでいる北広島からは80kmほど。車で約2時間。高速なら1時間。

 

ついでに母親をジープに乗せ、積丹半島をドライブする計画を立てました。

 

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私は27年前に上京してからは年に一、二度、夏休みか年末にのみ帰省できる生活を続けてきました。

 

帰られる日は限られているし、寝台列車か航空機の往復チケットを買うだけで5,6万円の出費です。

 

今まではそうそう気軽に帰られる故郷ではありませんでした。

まさに中島みゆきの『ホームにて』の世界です(笑)。

  


www.youtube.com

 

それが北広島に引っ越し、オンボロジープを手に入れてからは朝出発して昼には着くんですから!

 

いや~世の中便利にって関係ないか(笑)。

 

 ともあれ、心配をかけたママには近況報告と結婚相手(ジープ)の紹介を兼ねて積丹ドライブ、

ジープなんて捨てろ」なんてド正論吐きやがったクソ親父には目の前で女房を攫い、

渾身のオイディプスコンプレックスを叩きつけてやろうという魂胆なワケです!!

 

ちな、過去の帰省(↓)の時にパパが乗っていたいすゞビッグホーンは故障が直らず、

あえなく廃車とのこと。

 

キキキ‥!(狂人笑い)

ざまあみろww 三菱ジープをバカにするからやでwwww

 

mikoyanbis.hatenablog.com

 

コホン‥取り乱して申し訳ありません。

 

とにかくGWは5日ほど休みが出たので、一泊二日で余市ジープ凱旋してきたというわけです。

今回はその時の報告をさせてもらおうと思います。

 

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ママとの積丹半島ドライブは昼頃の予定。

なので、本当は朝早くに出て下見を兼ねて一度積丹半島を回ってみたかったのですが、

明日から連休という事で前日はダラダラしてしまい、

昼近い11時ぐらいの出発となりました。

 

この写真はだいたい小樽と札幌の境界あたり。

毎日一時間かけて40km先の定山渓の現場に通う最近ですが、

札幌を抜けて小樽に出た時は感慨深いものがありました‥。

 

ちなみに幼少の頃、パパの車で札幌に行ったことは何度もありましたが、

パパは札樽道ばっか使っていたのでこの道を通るのは多分初めて。

こんな巨大な赤い鉄橋も見た覚えはありません。

 

僕は今、初めての自分の車で初めて通る道で、

初めて飛行機やJR以外の手段で実家に帰ろうとしているのです。

 

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やがて家や店も多くなり、小樽市街が近づいてきました!

 

それと海!!

僕が小樽の海を見るのは何年振りか‥(涙)(あ、去年のGW帰省で見たかも‥(汗))

 

写真には写ってませんでしたが、右側に海が見えたのです。

そして小樽は別名「坂の街」。

 

 その名の通り街が丘陵地帯にあるため、遠くから見ると建物が山の上にあるのが見えるのです。

 

関東地方ではこの光景は見られず、北広島や札幌の南部もそんな感じなので、

 平野部の少ない北海道ならではの光景なのかもしれません。

 

 

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遂に小樽駅前に到達!!

 

「○年前と同じだ‥何の補強工事もしておらん‥!」

 

なんて、ドズル中将の真似をしたくなるほど見慣れた光景だったりしますが、

やっぱり多少は変っていたりします。

 

駅前の長崎屋に『いきなりステーキ』やドンキが入っていたり(親会社らしいです)。

ガッカリしたのは駅前の紀伊国屋書店が無くなっていたこと!

 

 テーブルトークRPGにハマっていた当時、ずらっと並んだ

『富士見ドラゴンブック』『社会思想社は青春の憧れでした‥(遠い目)。

 

 

 

 後続車が続いているのでいつまでも感慨に浸ってはいられません。

重い腰を上げて駅前通りを抜けると、目の前のバスには「よいち」の文字が!

 

そう、つかの間ではなく、僕は故郷に日帰りできる距離に今、居住しているのです。

 

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 子供の頃は余市と小樽の間は果てしなく遠く感じられたものでした。

 

中学の時、自転車で小樽まで走り、プラモ狂四郎』の4巻を買えた時は、

大西洋を横断したかのような達成感を感じたものでした。

 

でも余市~小樽間なんて20km足らず。車で20分かからないんですよね~。

 

 

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 そんなことを考えているうち、あっという間に塩谷を通過。

感慨に浸るヒマもありません。

 ここらへんもやっぱり、子供の頃に見た建物が無くなってたりします。

 

ちなみに昔この近くに、戦前に建てられた、竜宮城のようなリゾート地の廃墟がありました。

 

hokkaidofan.com

 

 僕が子供の頃はまだ廃墟が残っていたのですが、今は見る影もありません。

ただ、最近になって「実は凄い施設だったのでは?」と見直される動きがあるのだとか。

 

 他にも古い建物が色々あったのですが、みな無くなってしまいました。

利益にならないもの、お金がかかるものは消えてしまわなければならないんでしょうか?

まあ廃墟は危ないですけどね‥。

  

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そうして海沿いに走り続けること数分、トンネルを抜けるとそこは故郷でした。

正面に余市の象徴・シリパ岬が見えます。

 あの下に、今は寂れた漁港と日本最北端の海上自衛隊基地、余市神社があるのです。

 

 そう、ようやく余市に帰ることが出来たのです!!

 

 

ちなみにこの道路を5分ほど行くと世界でも珍しい、有名な『フゴッペ洞窟』があります。

 

www.tabirai.net

 

 

今回の旅行では翌日に弟と甥っ子と一緒に行き、

「翼のある人」のTシャツを買ってきました(笑)。

 

shop.doniwab.com

 

「翼のある人」(4本指)の正体は何なんでしょうね?マクロスゼロの「鳥の人」?

 

まあアッサリ「変わった格好してるから宇宙人」ってのは面白くないですよね。

 

力のあるシャーマン(権力者?)のオーラの具現化表現なんでしょうか。

縄文時代土偶も、特定の人物をモチーフにしたわけではないと言われてますし。

 

 

この余市のフゴッペ洞窟と小樽の手宮洞窟は、シベリアのシャーマニズムにも関連があるのだとか。

‥僕が余市と小樽とロシアが好きなのはそこに原因があるんでしょうか(笑)? 

 

 

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そしてフゴッペ洞窟の近くから山に入ること10分、13時ごろに実家に到着しました。

今は家や物置がありますが、僕が中学高校の頃、ここには何もありませんでした‥。

 

という訳で、今回はここまでとします。